2024年労働力調査では、労働年齢人口は1,510,701人、就業者は549,722人で、報告された失業率は30.1%でした。就業のうち、単純職が42.4%、サービス・販売職が16.4%、熟練工・関連職が12.8%、機械設備運転・組立職が10.7%、技術者・準専門職が5.2%、専門職が5.0%、熟練農林水産業が3.0%、管理職が2.3%、事務職が1.4%、軍人が0.6%を占めました。農林水産業は就業の18.0%、世帯内の自家消費生産と世帯雇用者は16.2%、卸売・小売・車両修理は13.1%でした。男性は農業と建設、女性は家事労働と製造業への就業割合が特に高くなっていました。 働く場所によって職業の構成は変わります。農村部の就業では単純職の割合が55.7%と高く、都市部では専門職が7.4%、技術者・準専門職が7.8%、サービス・販売職が21.6%を占めています。マセルは最大の雇用地域で、就業の30.0%を占めます。そのため、専門職や技術職へのアクセスは通常都市部に集中し、農村部では農業、家事サービス、技能職、地域内の自営業への依存がより大きくなります。 職業への参入経路には、仕事を通じた非公式な学習、伝統的な徒弟訓練、非正規または半構造化された訓練、公立・民間の技術職業教育訓練、学術・専門分野の高等教育、雇用主またはプロジェクトによる学習、自営業があります。実践的な職業技能と理論を組み合わせる教育訓練は、技術職業教育訓練(TVET)と呼ばれます。教育訓練省の技術・職業局がTVETを所管します。農業、手工芸、家政、接客、建設、工学、ビジネス、経営、情報技術などの課程があり、国家ディプロマまで取得できる場合があります。課程の開講状況、期間、費用、教育機関の現状は、個々の提供機関に確認が必要です。 レソト資格枠組み(LQF)は、学術、専門職、TVET、部分的な資格を含む統合10段階の枠組みです。レベル1は基礎的な就労またはさらなる学習の能力を、レベル10は博士レベルの学習を示します。証明書、ディプロマ、学位、専門能力開発の認定を枠組みに位置付けられます。既習学習の認定、資格の確認・評価、学習間の進級は、職務経験、訓練、さらなる学習を結び付ける助けになります。高等教育評議会(CHE)は、高等教育の認証と質保証を担当します。教育機関には、レソト国立大学、レロソリ工科大学、レソト教育大学、会計学研究センター、レソト農業大学、民間の高等教育機関があります。課程の認証だけでは、規制対象の専門職に就く権利は得られません。 多くの職業には一般的な法定免許がありません。その場合、就業は通常、実務技能、経験、雇用主または顧客に左右されます。規制対象の専門職には該当資格が必要で、さらに監督下での実務、試験、登録、免許、継続的専門能力開発、専門職倫理規程の順守が求められることがあります。レソトにはすべての職業を網羅する単一の免許登録簿がないため、規制機関、業務範囲、費用、更新規則、外国資格の承認を職業ごとに確認してください。 医療職はレソト医師・歯科医師・薬剤師評議会(LMDPC)の規制対象で、医師、歯科医師、薬剤師、関連医療職を扱います。申請では資格の証明、身分証明書、資格が良好な状態にあることの証明が求められる場合があります。新規医師にはインターン登録が必要です。外国人医師、薬剤師、歯科医師は6か月の暫定登録を受け、該当要件を満たした後に正式登録を申請できる場合があります。2026年に公表された新規登録料の例は、現地医師M2,000、現地歯科医師M2,000、現地薬剤師M1,160、関連医療職は区分により約M800~M1,160以上です。登録維持、資格良好証明、暫定登録、確認などの評議会費用は別で、外国人の費用はしばしばより高額です。 看護・助産は、1998年看護師・助産師法に基づきレソト看護評議会が規制します。教育と実務、登録と免許更新、専門基準、苦情、行動規範、継続的専門能力開発を扱います。保健省看護局はサービスと政策を担います。教職は2010年教育法に基づきます。教員勤務への就職には教員登録が必要です。教員評議会は教員を登録し、登録を取り消す権限を持ち、専門職としての行為を規制し、大臣に助言します。継続的専門能力開発の枠組みは、専門能力開発を免許更新と既習学習の認定に結び付けます。法曹として活動するには、法律実務家法に基づく法廷への入廷許可と登録が必要です。レソト法曹協会は法曹界を支援し、弁護士・事務弁護士の関連名簿を管理します。建築環境分野など他の職業にも分野別の評議会や法律がある場合がありますが、その要件を他の職業や近隣国から一般化することはできません。 職業上の規則とともに雇用条件も適用されます。2024年労働法では、通常の労働時間は一般に週45時間までです。労働者には連続勤務が最長5日を超えない範囲で少なくとも1日の休息日があり、週休は少なくとも24時間、時間外労働の割増賃金は通常賃金の1.25倍以上です。休息日または祝日の勤務は通常賃金の2倍が支払われます。年次休暇は少なくとも12労働日で、教育休暇には雇用主の同意が必要です。最低賃金は全国一律ではなく、分野と適用される賃金告示によって異なります。人種、肌の色、ジェンダー、障害、性的指向、妊娠、婚姻状況、HIV/AIDS、宗教、政治的意見、出身国、社会的出自、年齢などに基づく差別から雇用が保護されます。強制労働、児童労働、職場での暴力、セクシュアルハラスメント、ジェンダーに基づく暴力は禁止されています。 民間雇用は通常15歳を超える人に適用されます。13歳から15歳の子どもは学校などで認められた軽作業に従事できる場合がありますが、法令上、子どもと若年者は危険作業、夜間労働、鉱山労働に従事できません。産休は通常、出産予定のおよそ7週間前に始まり、出産後少なくとも7週間続き、証明された病気がある場合はさらに8週間延長される可能性があります。父親休暇と養子縁組のための休暇はそれぞれ14日、忌引休暇は5日です。授乳中の従業員は、職場復帰後6か月間、1日1時間の休憩を得られる場合があります。産休中の法定賃金支給は一般に保証されず、契約、労働協約、雇用主が支給を定めることがあります。 個人は、企業・事業登録局(OBFC)と事業登記所を利用して、自営業、個人事業主、会社の形で独立して働き、事業IDと、活動に必要な営業許可を取得できます。事業登録は専門職登録や業務免許の代わりにはなりません。外国人専門職は就職前に有効な労働許可証が必要です。採用予定の雇用主が国立雇用サービスを通じて局長に申請し、許可の前に、資格を持つモソト人が得られないことを労働市場データベースで確認する必要があります。労働許可証に加えて、分野別の専門職登録が必要な場合があります。 2024年の賃金労働者の月平均給与はM5,664.89でしたが、職業と雇用形態によって差が大きく、管理職は平均M12,231.74、専門職はM9,150.48、単純職はM2,522.61でした。これらは調査時点の状況を表すもので、給与の保証ではありません。同調査では、自営業者が129,672人、雇用主が11,556人で、自営業や小規模企業の実際の役割が示されています。一般的な進路には、基礎的な仕事や技能職の経験から証明書・ディプロマ、高等資格、必要に応じた登録、継続的な専門能力開発を経て、上級職、監督職、管理職へ進む流れがあります。農業、技能職、サービス業から自営業または零細企業へ移り、その後正式な事業にする人もいます。2023/24~2027/28年の国の重点分野には、農業、製造業、鉱業、観光が含まれ、ICT、エネルギー、インフラ、医療、教育、ガバナンスがそれを支える分野として挙げられています。政策上の重点分野であることは、求人や収入の保証にはなりません。
レソトにおける職業と専門職
レソトの職業には、農業、家事・介護、商業、製造業、建設、鉱業、観光、情報通信技術、医療、教育、法律、行政、安全保障が含まれます。職業制度は確立されていますが、規制は分野ごとに分かれており、2024年労働力調査では雇用の84.0%がインフォーマルでした。就業への道には、職務経験、徒弟訓練、技術訓練、高等教育、自営業があり、規制対象の専門職には別途、該当する登録または免許が必要です。
ヒント
職業を選ぶ際は、学び方、働き方、業務に必要な許可を併せて検討してください。インフォーマルな経路なら早く収入を得られることがありますが、TVETや高等教育はキャリア形成の証明になり得ます。規制対象の専門職には別途、登録の確認が必要です。費用を支払う前、または仕事を引き受ける前に、教育機関、規制機関、費用、労働条件、勤務地を具体的に確認しましょう。

