ニジェールで犬、猫、その他の家庭動物を入手する実際的な方法は、通常、民間または地域内の個別の取り決めである。調査した公式資料では、全国的に制度化された購入、繁殖、譲渡、引き取りの手続き、公的ペット登録、保護施設網は確認されていない。動物を引き取る前に、入手元、健康状態、狂犬病予防接種記録、現在の飼い主の連絡先、獣医検査の可否を確認する。PVM-Niameyは動物用医薬品薬局、診察、治療サービスの公式登録があるが、信頼できる公表料金表や待ち時間はない。地方より都市部で民間獣医サービスや動物用医薬品薬局を利用しやすい。国の獣医制度は主に家畜を対象とし、ペットケアは一部地域で断続的に提供される。農業・畜産省、獣医サービス総局(DGSV)、地域・県の畜産サービス、自治体、民間獣医師は、それぞれ異なる役割を担う場合がある。SVPP方式は地域の民間獣医療へのアクセスを提供するが、入手可能な資料では、専用のペット網というより家畜・生産者向けサービスとして説明されている。 政令2011-615/PRN/MELにより、狂犬病はニジェールの届出対象疾患である。犬、猫、飼育下のサルには予防接種が義務づけられ、動物の情報を予防接種記録に記載する必要がある。飼育者は伝染病の兆候を最寄りの行政または獣医サービスに直ちに届け出なければならない。病気または感染が疑われる動物を移動できるのは獣医師の許可がある場合に限られ、そのような動物の販売・輸出は禁止される。地域で狂犬病が発生した場合、当局は感染区域の飼育肉食動物と飼育下のサルを少なくとも2か月隔離できる。野犬は捕獲・殺処分されることがあり、飼い主の氏名と住所を記した首輪がない犬、または責任者が付き添っていない犬には、収容所への収容規則が適用される場合がある。咬傷の疑いがある犬、猫、サルは通常、飼育者の敷地内で15日間観察され、引き渡してはならない。感染が確認された動物、咬傷を負わせた動物、感染曝露した動物は、認可された予防接種済みの犬など限られた例外を除き、通常殺処分される。制限は最後の発生から6か月後まで続く場合がある。正当な理由のない故意の虐待や不適切な扱いも法律2004-048号により処罰され得る。 ニジェールにペットを輸入するには、認可された国境検問所で獣医検査を受け、原産国発行の国際獣医衛生証明書を提出する必要がある。健康と認められた動物のみ入国できる。書類が欠けている、または不十分な場合、入国拒否や飼い主負担での隔離措置につながることがある。隔離中の処置、予防接種、国境管理の費用も輸入者が負担する。状況によって当局は入国を認め、条件や隔離措置を課し、貨物を公的管理下に置き、返送、押収、または殺処分を命じることがある。証明書申請には料金がかかるが、公表額は確認できていない。指定政府獣医師が書類を証明し、関連政令は証明者に少なくとも10年の実務経験を求める。 ニジェールから欧州連合へペットを連れて行く場合は、追加準備が必要である。動物にはマイクロチップ、12週齢以降の狂犬病予防接種、初回接種から少なくとも21日間有効な期間が必要となる。狂犬病抗体検査は少なくとも0.5 IU/mlを示さなければならない。指定検査機関を用い、採血は初回接種の少なくとも30日後、証明書発行の少なくとも90日前に行う。健康証明書はEU入国検査まで10日間有効で、旅行者は認可された入国地点を利用しなければならない。非商業目的の移動は通常5匹までである。調査した資料では、ニジェールは欧州委員会の狂犬病抗体検査免除対象リストに見当たらなかったため、抗体検査を計画する。航空会社と経由国の条件は別途確認する。 ニジェールで動物を正式に引き取ってもらう、譲渡する、保護施設に預ける公式手続きは、直接確認できなかった。民間での引き渡し、民間獣医師または自治体への連絡は実際の選択肢となる可能性があるが、受入能力や法的効力は確立されていない。狂犬病が疑われる、または感染した動物の引き渡しは明確に禁止される。動物の遺体処理には獣医師による疾病管理上の指示が適用される場合があるため、関係する獣医サービスに確認せず、個人での運搬・処分が可能と考えない。
ニジェールでペットを飼う
ニジェールのペット飼育は、全国的に制度化された譲渡、保護施設、登録制度というより、断片的な民間・地域の取り決めに依存している。獣医療は主に民間獣医師や動物用医薬品薬局が担い、ニアメなど都市部の方が利用しやすい。犬と猫の飼い主には狂犬病予防接種と届出の義務があり、病気または狂犬病が疑われる動物には移動制限が適用される。ペットの輸出入には獣医検査と証明書が必要で、料金とサービスの利用可能性は地域によって異なる。
ヒント
ニジェールでペットを飼う場合は、個別の民間手配を基本とし、自分で確認、記録、代替策の準備を行う。飼育を引き受ける前に動物の入手元、健康、狂犬病の状況を確かめ、問題が起きる前に獣医師を利用できる状態にする。国境を越える場合や飼育を続けられなくなった場合は、全国的に信頼できる保護施設網が確認されていないため、獣医手続きや引き渡し先の準備を早めに行う。

