ソマリア労働法典・2024年法律第36号は、1972年法律第65号に代わり、一般に雇用主と従業員に適用されます。特別法が適用されない場合は公務にも適用されます。労働社会問題省(MoLSA)は労働政策、雇用行政、監督を統括します。雇用担当官、雇用局長、連邦労働委員会、州・地区の労働監督官、管轄裁判所は、それぞれ異なる役割を担います。担当機関や手続きが不明確な場合は、連邦構成州や地方事務所での実施方法を確認してください。 ソマリアの労働市場は一様ではありません。ソマリア国家統計局(SNBS)の2019年労働力調査では、遊牧民を除くアクセス可能な地域で、15歳以上の就業率は25.5%、労働力率は32.4%、失業率は21.4%でした。2022年ソマリア統合世帯予算調査(SIHBS)では、就業率21.7%、労働力率25.9%、失業率16.3%でしたが、調査方法は2019年の調査と直接比較できません。2019年調査では、就業者の51.4%が非公式部門、43.0%が公式部門、5.7%が世帯内で働いていました。非公式雇用では雇用主による社会保障拠出や有給病気休暇・年次休暇がないことが多く、自営業、非公式事業、家族従業者などが含まれます。アクセス可能な都市部以外で正式なサービスがどの程度利用できるかは、全国的に確認されていません。 他の雇用主のもとで仕事を探す人は、一般雇用登録簿に登録し、認定担当官を通じて登録カードを受け取ることができます。職業登録簿と公共職業紹介サービスでは、雇用主が適切な登録応募者を選べます。親族、取締役・管理職、家事サービス、従業員4人以下の事業所、7日以内の臨時雇用には、この制度の例外があります。州・地方の公務では、認定担当官または公表された競争試験を利用することがあります。国立雇用サービスセンター(NESC)は、求人ポータル、職業紹介、履歴書・カバーレター作成、面接支援、相談、スキル評価、労働市場情報分析システム(LMIAS)による情報提供、就労能力・業種別研修、TVET紹介、職場体験、インターンシップ、見習い、就職フェアを提供または支援します。雇用主の求人掲載は無料です。求職者向けの全国共通料金表は確認されていません。こうした正式な経路とともに、非公式な採用、自営業、個人的・地域的な人脈も重要です。 雇用契約は口頭でも書面でも成立しますが、書面には労働者の氏名、年齢、性別、住所、職業、障害の有無、雇用主、職務内容、開始日と期間、労働時間と場所、報酬、支払額・間隔・手当、休暇、病気、年金、通知期間、団体協約、休職・解雇の規則、懲戒規則を記載する必要があります。変更は書面に残し、効力が生じる前に雇用担当官が適合性を確認する必要があります。正式要件が満たされなくても、労働者の法定権利がなくなるわけではありません。 法典は機会均等を保障し、人種、肌の色、性別、言語、宗教、政治的意見、国籍、民族的または社会的出自、障害、妊娠、年齢、HIV感染状況に基づく差別を禁じています。同一労働同一賃金を求め、強制労働とハラスメントを禁止します。労働者は労働組合を結成し、加入し、脱退できます。雇用主は合意した賃金を支払い、労働安全衛生を守る義務を負います。労働者は注意と誠実さをもって業務を行い、事故を報告しなければなりません。 通常の労働時間は1日8時間、週48時間が上限です。時間外労働は週12時間まで可能で、少なくとも50%の割増賃金が必要です。断続的業務または管理人業務は、1日10時間、週60時間まで可能です。週休は24時間で、通常は金曜日です。祝日の労働には通常賃金に加えて少なくとも50%の割増が必要です。夜間労働は22:00から06:00までで、通常は少なくとも25%の割増賃金が必要ですが、通常の交代勤務は例外です。 継続勤務が1年を超えると、全額有給の年次休暇は年間30労働日です。未取得の年次休暇は雇用終了時に支払われ、1年未満で雇用関係が終わる場合は比例計算されます。病気休暇は医師の証明と通知が必要で、3~7日は賃金の100%、8~14日は75%、最長30日は50%が支払われます。それを超える期間は契約に従います。産休は、勤続6か月以上の場合、全額有給で14週間取得でき、7労働日前の通知が必要です。法典はさらに、全額有給の父親休暇2週間と、出産後最長1年間、1日2回・各1時間の授乳休憩を定めています。 賃金は十分な額で、同一労働には同一賃金でなければなりません。支払いは月給、半月給、週給、日給、時間給、出来高または仕事単位で行うことができ、控除には合法的な根拠が必要です。大臣は、報酬評議会および中央労働委員会との協議後、職種別最低賃金を設定できますが、現在の全国最低賃金額を裏付ける証拠はありません。法定のイード手当があります。自宅を離れて働く場合の宿泊、食事または生活費、交通費は、適用条件に従ってください。 雇用主は、欠員を雇用局長に通知し、欠員が充足または廃止された場合は2週間以内に報告する必要があります。従業員は離職を5日以内に報告し、登録済みの労働者が直接就職した場合は7日以内に開始を報告します。求職者の登録は3か月ごとに更新します。雇用終了時の書面通知は、通常、臨時雇用で少なくとも10日、臨時以外で30日です。1か月以下の契約には通知が不要で、通知に代わる金銭支払いが認められる場合があります。試用期間は最長3か月で、合意があればさらに3か月延長でき、試用期間中の解雇には7労働日前の通知が必要です。人員整理では、少なくとも1か月前に労働担当官と労働組合へ通知する必要があります。不当解雇は禁止されています。継続勤務が13か月以上の労働者は3か月以内に労働担当官へ申し立てることができ、団体協約または労働裁判所を通じた手続きも利用できる場合があります。救済には復職、再雇用、損害賠償が含まれます。雇用終了時には、4週間未満の雇用を除き、在職証明書が必要です。 13~15歳の子どもは軽作業のみ可能です。16歳以上の労働者には保護された労働条件と訓練が必要で、危険作業の最低年齢は17歳です。子どもの夜間労働は原則禁止です。障害のある労働者には、雇用、給付、安全、職業紹介について平等な権利があります。合法的に居住する移民労働者は、法典のもとで平等に扱われます。全国的な失業給付制度を裏付ける証拠はないため、雇用登録や職業サービスの情報を給付受給資格の証明とみなさないでください。
ソマリアでの雇用
ソマリアの雇用は、正式な全国制度のもとにありますが、労働市場では非公式な仕事が広く行われています。ソマリア労働法典・2024年法律第36号は2025年2月4日に施行され、契約、賃金、労働時間、休暇、安全、差別、雇用終了などを規定しています。正式な就職支援サービスへのアクセスは地域によって異なり、非公式な採用、自営業、地域の人脈も引き続き重要です。
ヒント
証拠が明確で、支援を受けやすい雇用経路を選んでください。認定担当官または国立雇用サービスセンターを通じた正式登録は、職業紹介や書類作成に役立ちます。一方、直接雇用や非公式な仕事は利用しやすいことがありますが、休暇、拠出、安全、権利行使の不確実性が高まります。紛争時に自分の立場を守れるよう、仕事、支払い、労働時間、雇用終了の記録を書面で残してください。

