現在登録されているサンマリノの営業銀行は、Banca Agricola Commerciale Istituto Bancario Sammarinese S.p.A.(BAC)、Banca di San Marino S.p.A.(BSM)、Banca Sammarinese di Investimento S.p.A.(BSI)、Cassa di Risparmio della Repubblica di San Marino S.p.A.(CRSM、Carisp とも呼ばれる)の4行です。それぞれ普通預金口座、貯蓄預金、定期預金証書、決済サービス、カード、オンラインバンキングを異なる組み合わせで提供します。conto corrente(当座・普通口座)は、振込、口座振替、カード、現金引出し、定額振込、その他の日常的な支払いに使います。deposito a risparmio は貯蓄預金です。certificato di deposito は通常、合意した期間に資金を預け、商品によって固定または変動金利と定期利払いが適用されます。 Banca Centrale della Repubblica di San Marino(サンマリノ中央銀行、BCSM)は、銀行など金融部門を監督し、国内決済システムを管理・監督し、危機対応と清算の監督を行います。銀行業務には、Law No. 96/2005 と LISF として知られる Law No. 165/2005 など、サンマリノの金融サービス制度に基づく認可が必要です。BCSM は預金保護制度も運営します。サンマリノは、2012年3月27日付の欧州連合との通貨協定に基づきユーロを使用しています。 個人口座について、BSM は18歳以上、有効な顔写真付き身分証明書、その他の本人確認情報を求めています。サンマリノ居住者は Codice ISS を提出します。EU 居住者は納税者番号または CIF、EU 域外居住者はパスポートと TIN または CIF を提出します。銀行は顧客確認とマネーロンダリング対策の審査を行い、税務上の資格や、該当する場合は実質的支配者を確認します。法人名義口座では、通常、定款、直近の承認済み財務諸表、法人決議、法定代表者、署名権者、実質的支配者の本人確認書類が必要です。サンマリノ法人は Certificato di Vigenza と営業許可も必要となる場合があります。EU 企業は Visura Camerale または同等書類、EU 域外企業は同等の登記簿抄本を提出するのが一般的です。イタリア語または英語以外の書類には、サンマリノの専門家による翻訳が必要となる場合があります。BAC のオンライン申込みはサンマリノ居住者向けで、BSM は EU・EU 域外居住者の利用条件を示していますが、最終判断は銀行と商品によって異なります。 参加銀行への預金は、預金保証制度 Fondo di Garanzia dei Depositanti(預金保証基金、FGD)の保護対象です。保護上限は1預金者・1銀行あたり100,000ユーロで、同一銀行にその預金者が保有するすべての預金を合算します。共同口座は口座名義人ごとに別々に保護され、一部の一時的な高額残高には法律上の追加保護が適用される場合があります。銀行が清算手続きに入ると、清算記録に基づいて自動的に支払われ、個別申請は不要です。標準情報では最長7労働日とされています。100ユーロ未満の金額と、24か月間動きのない残高は、制度規則上、払い戻しの対象外です。 サンマリノの決済システムは、SEPA(単一ユーロ決済圏)への参加を通じてユーロ振込と口座振替に対応します。IBAN は決済口座を識別します。銀行その他の認可済み決済サービス事業者は、振込、定額振込、口座振替、カード発行、加盟店カード決済、送金、認可された場合は口座情報または決済指図サービスを提供できます。BCSM の登録簿には Klirway S.p.A.、PayPal (Europe) S.à r.l. & Cie、MoneyGram International S.A.、The 3rooks Money S.p.A. などの事業者も掲載されています。国のプリペイド・デビット兼電子マネーカード SMaC は Ufficio SMAC を通じて発行され、SMaC のワンタイムパスワードとカードを使う pagoPA 公共料金支払いポータルにも利用できます。サンマリノの決済サービス事業者は現在、欧州決済協議会の Verification of Payee 制度に含まれていないため、受取人名と IBAN の自動照合を前提にしないでください。 地元のカード商品は、カードによって BANCOMAT または PagoBANCOMAT と、Visa、Mastercard、Maestro、Cirrus を組み合わせることがあります。サンマリノ、イタリア、その他の国での現金引出し、店頭・オンライン決済、非接触決済、Fast Pay などを利用できる場合があります。引出し、決済、振込上限は銀行とカードによって異なります。デジタルサービスも異なります。BSM Web Basic は情報閲覧用で、BSM Web Home は取引に使えます。BSM Mobile と PlainPay は、振込、口座間の内部振替、口座振替、税金、携帯電話料金、pagoPA、カード停止などに対応します。BAC Mobile、Welly または WellyApp、Klirway のアプリでは、利用上限の設定、チャネル管理、カード停止などができます。BSM はインターネットバンキング利用料を無料としていますが、取引料と口座手数料は商品と料金表によります。 銀行は強固な顧客認証、二要素認証、3-D Secure、IC チップと PIN による認証、SMS またはプッシュ通知を使います。電話やメッセージを受けても、認証情報や PIN を決して知らせないでください。不正取引があれば銀行へ連絡し、紛失・盗難にあったカードまたは認証情報は銀行やカードサービスを通じて直ちに停止してください。適切な場合は当局にも盗難を届け出ます。BCSM と銀行は、犯罪者がメール、メッセージ、電話で銀行を装うフィッシングやビッシングに注意するよう呼びかけています。 問題があれば、まず銀行、顧客対応窓口、支店に連絡してください。書面の苦情には通常、銀行・金融サービスなら60暦日以内、決済サービスなら15労働日以内に回答します。決済サービスで例外的なケースでは、最終回答に最長35労働日かかる場合があります。LISF などの規則違反、顧客の法的・消費者利益への損害、Centrale dei Rischi の誤りが疑われる場合は、BCSM に Segnalazione(申告)を提出できます。銀行は透明性のある情報を提供し、顧客を適切に扱い、適切な決済・安全手続きを適用しなければなりません。顧客は正確な本人確認、税務上の資格、実質的支配者の情報を提供し、認証情報を守り、不正利用を速やかに報告し、契約と料金表を確認する必要があります。
サンマリノの銀行
サンマリノには、現在登録されている営業中の銀行が4行あり、ユーロで口座、預金、決済、カード、デジタルバンキングを提供しています。Banca Centrale della Repubblica di San Marino は、銀行部門、決済システム、預金保護を監督します。口座の利用可否は、銀行、顧客の資格、本人確認、税務情報、口座の目的によって異なります。
ヒント
サンマリノの銀行を選ぶ際は、居住資格、口座の目的、決済ニーズ、資金へのアクセス、希望するデジタル管理機能を基準にしましょう。口座を開く前に、最新料金表と利用条件を比べてください。すべての銀行で申込方法、カード機能、利用限度、オンラインサービスが同じとは限りません。預金保護を重視する場合は、銀行ごとに100,000ユーロの上限を管理します。

