街頭犯罪では、バイクに乗った犯人による携帯電話やかばんのひったくりがよくあります。犯人がバッグのストラップを切ると、被害者が転倒したり負傷したりすることがあります。歩行者、屋根のないトゥクトゥクやバイクタクシーの乗客、バス内で眠っている人は、被害に遭う危険が高まります。プノンペンのリバーフロントやBKK地区、シアヌークビルのビーチや観光地、一部の島は、繰り返し注意が必要な場所です。観光地やパーティー会場では、シェムリアップやシアヌークビルを含め、性的暴行や飲み物への薬物混入が報告されています。強盗、暴行、重傷につながることがあります。 詐欺には、偽米ドル紙幣、ATM・カード詐欺、SNS詐欺、偽の求人、投資詐欺があります。非常に高い給与をうたう求人広告は、特にシアヌークビル、国境地域、カンダルで、詐欺拠点に誘い込む場合があります。人身取引では、パスポートの取り上げ、移動の制限、強制労働を伴う場合があります。銃器や銃撃は個人的な争いや商取引上の争いなどで起きており、カジノ周辺では組織犯罪も記録されています。2024年の国連調査では、シアヌークビルの複数のサイバー犯罪拠点への一斉捜索と、数百人の拘束が記録されました。拘束されただけで、本人が犯罪者だったのか被害者だったのかは確定しません。 オンライン犯罪には、金融詐欺、アカウントの不正利用、子どもの性的搾取・虐待があります。2022年の調査は、カンボジアでインターネットを利用する12~17歳の子どもの11%、約160,000人がこうした虐待を経験し、9%が性的な画像を送るよう圧力を受けたと推計しています。子どもはアカウントのプライバシーを守り、グルーミングや恐喝をする相手とのやり取りを止め、アカウントをブロック・通報し、違法な画像を共有せずに証拠を保存してください。 内務省は国家警察総司令部を所管し、首都、州、市、郡、カーン、コミューンの各警察が地域サービスを提供します。観光警察は、プノンペン、シェムリアップ、シアヌークビル、ポイペト、プレア・ヴィヒア、コンポン・トムなどで活動しています。犯罪は観光警察または最寄りの警察署に届け出てください。2025年の国家警察総司令部指令では、観光警察、首都・州警察、市・郡・カーン警察に本人が苦情を申し立てる手続きを定めています。クメール語、英語、フランス語のいずれかに翻訳を添えれば、どの言語でも提出できます。申立人には公式の受領証が渡されるはずです。事件記録を求め、保険や後日の照会に備えて写しを保管してください。読めない書類には署名したり指紋を押したりしないでください。正確な情報と手元にある証拠を提出してください。本人が出頭する必要がある場合もあり、地域で英語対応や24時間対応ができるとは限りません。 緊急の警察対応は117、消防は118、救急車は119、人身取引や子どもの保護に関する緊急事態は1288へ連絡できます。ほかの連絡先として、公安1283、国家警察総司令部1245、警察の外国人窓口+855 31 201 2345または+855 31 601 2345があります。観光警察には+855 77 788 603で連絡できます。警察の詐欺通報ポータルからオンラインで報告できますが、警察から本人の出頭を求められる場合もあります。本人確認情報、顔写真、自撮り画像、証拠書類を求められることがあります。虚偽の情報には罰金や拘禁刑が科される可能性があります。技術詐欺のホットライン1246と1247も通報手段です。 ジェンダーに基づく暴力の被害者は、州立病院や女性省、保健省と連携するサービスを通じて、医療、法的支援、心理支援、安全確保、紹介を受けられる場合があります。利用できるサービスと実施状況は州によって異なります。カンボジア女性危機センターは、プノンペン、シェムリアップ、ポイペト、コンポン・トムなどで専門的な支援を提供しています。子どもは、児童ヘルプライン・カンボジア1280、国家警察の児童ヘルプライン1288、APLEの092 311 511に連絡できます。APLEへの通話は有料の場合があります。コミューン女性児童委員会、コミューン警察、村長・コミューン長、州の児童保護警察、ソーシャルワーカーは紹介を支援できます。子どもの支援では、一般に家族との生活が優先され、施設での養護は最後の手段とされます。距離、費用、社会的圧力、恐怖、地域の対応能力不足により、通報が遅れる場合があります。 貴重品やパスポートを安全な場所に保管し、バッグは道路と反対側に持ち、バイク前部のかごに物を置かないでください。夜は明るい大通りを選び、信頼できる防護された交通手段を利用しましょう。飲み物から目を離さないでください。見知らぬ交通、宿泊施設、求人、ビザ、投資の話は確認し、約束された仕事のために多額の前払いをしたりパスポートを渡したりしないでください。認可されたATMを使い、カードを目の届くところに保ちましょう。詐欺に遭ったら、チャット、ウォレットアドレス、取引記録、スクリーンショットを保存してください。ひったくりに遭ったときは抵抗せず、安全を確保した後に医療機関を受診し、必要に応じて届け出てください。
カンボジアの犯罪
カンボジアの犯罪には、窃盗、暴力犯罪、性的暴力、詐欺、人身取引、サイバー犯罪があります。混雑した通り、観光地、開放型車両では、バイクに乗った犯人による携帯電話やかばんのひったくりが繰り返し起きています。全国の公式犯罪統計は断片的で、ジェンダーに基づく暴力や子どものオンライン被害は特に過少報告されている可能性があります。実際の安全対策は状況によって異なり、観光地や歓楽街、デジタルプラットフォーム、国境・カジノ周辺、辺境地域では特に注意が必要です。
ヒント
まず身体の安全を確保し、事件に合った窓口へ届け出てください。ひったくりには抵抗せず、詐欺やオンライン被害の後は証拠を保存し、届け出た際は受領証を受け取ります。子ども、人身取引、ジェンダーに基づく暴力に関しては一人で対応せず、専門のホットラインや地域の紹介サービスを利用してください。

