レソトに国教はありません。ローマ・カトリック教会、南部アフリカ・レソト福音教会、レソト聖公会、南部アフリカ・メソジスト教会、アッセンブリーズ・オブ・ゴッド、アフリカ・メソジスト監督教会、独立教会を通じて、キリスト教が広く信仰されています。多くのキリスト教徒は、キリスト教の実践と先住民の儀礼や祖先に関わる信仰も結び付けています。イスラム教徒、バハイ教徒、ラスタファリの共同体、Pholosoaを含むその他の地域で認識されている集団も小規模な宗教共同体を形成しています。イスラム教徒は特にレソト北部とマセルにいます。バハイ共同体には1953年に設立された全国精神行政会があり、80を超える地域の共同体、祈りの集まり、子どもの道徳教育クラス、成人・若者向け学習会があります。 宗教人口の数値は、利用可能な資料で調査方法が異なるため、直接比較できません。政府ポータルは、年を明記せずにキリスト教徒80%、先住民信仰20%としています。2021年のLDS/HRI-CORE資料には宗教データがなく、2026年国勢調査の処理は現在も進行中です。2023年の米国の推計では、キリスト教徒は約90%で、プロテスタント56.2%、ローマ・カトリック39%、イスラム教徒0.1%とされています。Afrobarometerは2022年にキリスト教への帰属を95%超と報告しました。これらは公式の数値ではなく、単一の測定値としてまとめるべきではありません。 憲法は、宗教または信仰を変える自由と、礼拝、教育、実践、遵守を通じて公的または私的に表明する自由を保障しています。また、宗教を理由とする差別を禁止します。制約には法的根拠が必要で、防衛、公共の安全、公共の秩序、道徳、健康、他者の権利などに関係するものでなければなりません。本人の信仰に反する宗教的宣誓を強制することはできません。報告された懸念には、2023年の大臣による反イスラム的発言、キリスト教優遇に対するMUCOLとイスラム問題最高評議会からの批判、国営宗教放送へのアクセスが低いというイスラム指導者の報告があります。こうした懸念は、広範かつ組織的な宗教迫害を立証するものではありませんが、平等な扱いが実務上の課題であることを示しています。ラスタファリ運動における大麻をめぐる訴訟も、宗教実践の限界に関する問題を提起してきました。 1966年団体法に基づき、宗教団体は指導委員会を通じて法人、すなわち自らの名義で権利と責任を持つ組織として登録できます。登録は任意であり、登録せずに活動することへの制裁は報告されていません。登録により、法的資格、正式な組織上の地位、所得税免除が得られる場合があります。未登録団体も活動や礼拝はできますが、同じ法人格や関連する制度上の利点は得られません。標準的な登録料や処理期限は、入手できる情報では確認されていません。 宗教共同体は教育機関を設立・運営し、信仰教育を提供できます。2010年教育法では、教会は1966年団体法に基づいて登録された宗教団体と定義されます。教育省は公費による宗教学校の教師に給与を支払うか、資格を認定します。世俗学校と宗教学校は、大臣が承認した標準カリキュラムに従います。宗教教育は法律上任意であり、学生または保護者は他宗教に関する授業や儀式を拒否できます。実際には、2023年の報告で宗教教育は主にキリスト教中心で、事実上必修として扱われることが多く、拒否した例は報告されていません。教会は初等学校の約83%、中等学校の66%を運営しています。法律上、宗派による入学制限は定められていませんが、特定の学校や共同体に受け入れられるとは限りません。 レソトの法定キリスト教祝日には、聖金曜日、イースター月曜日、昇天祭、12月25日のクリスマスがあります。移動祝日の日時は教会暦に従います。国の法定祝日としてのイードやバハイ教の祝日は、利用できる調査では確認されていませんが、各共同体が個別に行事を運営する場合があります。 1965年に設立され、団体法に基づいて登録されたレソト・キリスト教評議会は、異なるキリスト教会の協力であるエキュメニカルな交わりを提供します。会員には、アッセンブリーズ・オブ・ゴッド、アフリカ・メソジスト監督教会、レソト聖公会、南部アフリカ・メソジスト教会、南部アフリカ・レソト福音教会、学生キリスト教運動が含まれます。活動には、教会間協力、宗教間対話、人権、紛争転換、ジェンダーに基づく暴力に関する円卓会議があります。より広い宗教間協力は分散しており、恒常的な全国組織より、個々の課題に応じて進むことがよくあります。 宗教婚は一般に聖職者が執り行います。2023年の法律報告によると、バハイ教には聖職者がいないため、バハイのカップルは民事婚を利用できます。民事婚は内務省または婚姻執行者の認可を受けた教会を通じて行えます。慣習婚も法律上認められています。出生、結婚、葬儀の儀式は宗派や共同体によって異なり、地域の慣習にはキリスト教の影響に加えて、祖先崇拝やその他の儀礼的な意味が含まれる場合があります。共同体ごとの儀式費用は標準化されておらず、国の手数料全体を示す資料もありません。
レソトの宗教
レソトではキリスト教が主要な宗教伝統で、ローマ・カトリック、プロテスタント、聖公会、メソジスト、ペンテコステ派、独立教会に加えて、イスラム教、バハイ教、ラスタファリ運動、先住民信仰の共同体があります。憲法は良心、礼拝、教育、実践、宗教的遵守の自由を保障する一方、公共の安全、健康、秩序、道徳、他者の権利を守るための限定的な制約を認めています。宗教共同体は学校を運営し、対話を組織し、婚姻、出生、死亡に関わる儀式も行います。祝日はキリスト教暦に基づき、その他の宗教行事は一般に各共同体が運営します。
ヒント
宗教参加、団体登録、学校教育、儀式、祝日は、法的・実務的な条件がそれぞれ異なるため、別々の判断として扱ってください。団体が法人格、正式な組織構造、所得税免除を必要とする場合は登録が役立ちますが、礼拝に登録は必須ではありません。学校の手続き、認可された婚姻執行者、儀式費用、地域の行事について、利用を決める前に確認してください。

