ルクセンブルクでは、場面に応じて言語を切り替えることがよくあります。行政・司法の手続きでは、フランス語、ドイツ語、ルクセンブルク語が使われます。この3言語のいずれかで申請すると、可能な場合は選択した言語で回答を受け取れます。法律のフランス語版が正文です。英語は日常やサービスの連絡でよく使われますが、3つの行政言語と同じ地位はありません。 火災、救助、医療の緊急事態は、固定電話または携帯電話から、接頭番号なしで、無料の112にいつでも電話してください。場所、氏名、何が起きたか、影響を受けた人の人数と種類を伝え、通話を切らずに指示に従います。大公国警察(Police Grand-Ducale)の対応が必要な危険や脅威は113に電話してください。警察の緊急サービスは無料で24時間365日利用できます。情報案内窓口ではありません。緊急でない用件には、警察署、e-commissariat、Service Ligne Bleueを利用してください。警察アプリには、状況に応じて無言通報とSMSの機能もあります。 ルクセンブルク規制研究所(Institut Luxembourgeois de Régulation、ILR)は、通信と郵便サービスを規制します。通信契約にはサービス内容、期間、解約条件を明記し、事業者は無料の契約概要を提供しなければなりません。初回の契約拘束期間は24か月を超えてはなりません。その期間終了後は、顧客は1か月前の通知でいつでも解約できます。事業者は拘束期間の終了前と解約が可能になる前に、1か月前の通知を行う必要があります。事業者は、契約に含まれる使用量が80%、100%に達した場合、および料金がVATを除いて50ユーロを超えた場合に顧客へ警告します。明細付き請求書は無料で、顧客はプレミアム料金の通話、SMS、MMSの停止を請求できます。固定電話番号と携帯電話番号は申請により移転できます。移転先事業者が手続きを開始し、条件が満たされていれば最長1営業日で完了します。旧契約の義務は残り、緊急番号112と113は移転できません。 POST Luxembourgは、2020年1月1日から2029年12月31日まで、ユニバーサル郵便サービスの指定事業者です。郵便局、郵便ポスト、手紙・小包のサービス、追跡サービス(Track & Trace)、差出証明・配達証明付きの書留を提供します。2026年1月1日以降、書留郵便は書類のみを対象とし、物品を同封できません。MyPostとPOSTアプリはデジタル郵便機能を提供し、電子書留の配達には受取人の同意が必要です。PackUp Home、PackUp 24/24、PackUp Pointは受取り方法の選択肢です。PackUp 24/24は全国で利用でき、24時間受け取りが可能で、通常、荷物を7日間保管します。PackUpは無料ですが、郵送料は重さ、寸法、宛先によって異なります。POSTへの問い合わせは、ルクセンブルク国内は8002 8004、国外からは+352 2424 8004です。 Guichet.luは公的情報ポータルです。MyGuichet.luはeSpaceを通じた認証付きオンライン手続きを提供し、状況情報、履歴、メッセージを確認できます。LuxTrust、ルクセンブルク電子身分証明書、または認められる場合はEU・EEA他国のeIDAS身分証明書で認証できます。認証不要の手続きもあります。MyGuichet.luはメール通知を送信でき、デジタル委任状を利用して信頼できる人に支援を依頼することもできます。GouvCheckでは、デジタル文書が真正であることを確認できます。ルクセンブルク市のGuichet.lu対面窓口では、認証の有無を問わない予約、ビデオ相談、営業日の8:00~18:00に対応するヘルプデスク(+352 247 82 000)、現地のコンピューターを利用できます。Guichet.luは個別行政機関が保有するファイルにアクセスできないため、個別案件に関する質問は担当当局に問い合わせてください。 2019年5月28日の法律は、公共のウェブサイトとアプリにEN 301 549およびRAWebのアクセシビリティ要件を課しています。アクセシビリティに関する意見はaccessibilite@ctie.public.luに送付でき、1か月以内の回答が必要です。利用者は、読みやすい形式での書面、口頭、電話での情報提供を求められます。回答が不十分な場合は、情報報道局(Service information et presse)またはオンブズマンに連絡できます。Guichet.luには、コントラスト調整、行間調整、FALCまたは平易な言葉のコンテンツもあります。POSTのウェブサイトは一部しか要件を満たしていません。accessibilite@post.luに苦情を送ることができ、同じく1か月以内の回答目標が適用されます。通常の行政連絡のための全国共通の中継窓口は、利用可能な公的情報では確認されていません。そのため、当局や事業者ごとに別の連絡方法を確認してください。 通信・郵便事業者との紛争は、まず事業者に書面で苦情を申し立てます。ILRの調停は、ルクセンブルクまたは別のEU加盟国に居住し、ルクセンブルクに設立された事業者と取引する消費者を対象に、無料・独立・任意で実施されます。電子通信と郵便サービスを対象とします。申請前に、事業者から約2週間以内に回答を得ることが推奨されます。裁判手続き中・終了後、または他の該当するADR・ILR手続きと並行して調停することはできません。国、自治体、公的機関との個人的な争いでは、まず当該機関に決定の説明、明確化、変更を求め、その後1か月待ってからオンブズマンに連絡してください。オンブズマンのサービスは無料で、ルクセンブルク語、フランス語、ドイツ語、英語の申立てを受け付けますが、一般的な行政機能、産業・商業活動、雇用上の争いは扱いません。緊急通報、ILRの調停、オンブズマン、Guichet.luの予約、PackUpは無料です。通信・郵便サービスには料金や契約条件が適用されます。要求した内容と時期を証明するため、確認通知、メッセージ、領収書、配達記録を保管してください。
ルクセンブルクのコミュニケーション
ルクセンブルクの公的な場面ではフランス語、ドイツ語、ルクセンブルク語が使われ、実務上は英語も広く使われています。日常の連絡では、POST Luxembourg、通信事業者、Guichet.lu、MyGuichet.luも利用され、112と113から緊急サービスにつながります。郵便、デジタル、公的サービスの各窓口には、異なる費用、利用方法、苦情申立先があります。
ヒント
緊急度、法的な効力、アクセシビリティ、後で必要となる証明に応じて、ルクセンブルクで使う連絡経路を選びましょう。正式な連絡では可能な限りフランス語、ドイツ語、ルクセンブルク語を使い、領収書やメッセージを保管してください。ポータルが個別案件にアクセスできない場合は、担当当局や事業者に直接連絡します。緊急通報、事業者への苦情、公的機関との争いは手続きが異なるため、分けて対応しましょう。

