もち米は水に浸してから、伝統的なもち米用蒸し器のフアットで蒸し、編みかごのカティップ・カオに入れて保存し、食卓で出します。典型的な食事では、もち米に、味付けした魚や肉、ハーブの和え物であるラープ、つけだれのチェオ、生または新鮮な野菜やハーブ、スープ、季節の果物を組み合わせます。一般的な食材には、米、野菜、肉、淡水魚などの水産物、根菜、塊茎、トウモロコシ、果物、ハーブがあります。パデークは味付けに使う発酵魚醤です。タム・マークフン、ケーン・ノーマイ、またはラーム、カイペーン、ピンガイ、サイコーク・ラオはよく知られた料理ですが、全国で一律の献立があるわけではありません。食材、調理法、料理名は県、季節、民族の食文化によって異なります。都市部を中心に、フォーや生春巻きも広く食べられています。 家庭で食料を生産するほか、村や市の市場で買ったり、飲食店や屋台を利用したりします。ビエンチャンではラオス料理のほか、ベトナム料理や雲南系中国料理など多様な料理が見つかります。農村部は地元産や季節の食材に頼ることが多くあります。ルアンパバーンは、オーラム、チェオ・ボーン、カイペーンなどの料理で知られています。ラオス北部には焼畑・高地米の地域や食料不足地域が多く、輸入への依存もより強くなっています。中部と南部には、乾季にも栽培する地域を含め、低地米の大きな生産地があります。洪水、地滑り、干ばつ、輸送状況、為替変動は、食料の入手状況や価格に影響することがあります。 米は引き続き主食です。2025年の籾米予測では約360万トンで、その約90%が雨季、約10%が灌漑による乾季の生産と推定されました。中部と南部の生産量は過去5年の平均を上回り、北部の生産量は天候被害を受けて平均を下回りました。全国一律の献立や世帯向け価格表によって食費を示す信頼できる情報はありません。2023年から2025年にかけて米価は特に変動が大きく、通貨安によって輸入食品や農業投入資材の価格も影響を受けました。商工省は生活必需品の価格や消費者からの苦情を監視していますが、実際の費用は県、市場へのアクセス、季節、購入する食品によって異なります。 食料へのアクセスは栄養の問題でもあります。調査では、人口のおよそ80%が健康的な食事を購入できず、中程度または深刻な食料不安は約32%、5歳未満の子どもの発育阻害は約33%とされています。栄養不足が広く残る一方、超加工スナック、インスタントラーメン、甘味飲料、ファストフードも増えており、食生活には二重の負担があります。全国を代表する食事データでは、15歳以上の女性の約73%が最低限の食事多様性を満たす一方、成人で推奨される5つの食品群をすべて摂取していたのは約27%にとどまりました。豆類、ナッツ、種子、全粒穀物が不足することがよくあります。2025年の調査では、2歳未満児のおよそ4分の1が健康的でない食品を食べ、約30%が甘味飲料を飲み、約32%が果物も野菜も食べていませんでした。全国の食事指針は分散しており、現行の消費者向けガイドが一つにまとまって公開されているとは言えません。利用可能な政策指針では、多様な食品群、動物性食品、豆類、野菜、果物、ヨウ素添加塩、母乳育児、適切な補完食が重視されています。 食品安全は、農場や漁場から家庭の食卓、市場、食品事業者まで適用されます。2013年7月24日の食品法33/NAは、この生産から食卓までの流れを対象にします。保健省(食品薬品局を含む)は、農業環境省、畜産水産局、商工省、県・郡の公衆衛生事務所と協力しています。国立食品薬品分析センターは検査を支援します。食品事業者には、衛生的な施設・取扱い、安全な保管・輸送、追跡可能性、検査協力、回収手順が必要です。正式な食品事業者は通常、保健省の技術承認後に商工省への届出を行い、食品を登録します。輸入食品には保健省の許可、リスクに応じた国境検査、原産地・品質・安全性を示す書類が必要です。 屋台も食品安全法の対象で、適正な衛生管理を行うべきです。飲食店、市場、ホテル、学校、病院、結婚式などの行事で食事を提供する事業者にも、安全・衛生の要件があります。観光客向けの飲食店はメニューと価格を明確に表示する必要があります。清潔な水、衛生設備、冷蔵、検査機関、検査、信頼できる表示が不足する場所では、実務上のリスクが高まります。表示にはラオス語または主要な国際言語が使われる場合があります。農産物を洗い、清潔な調理器具を使い、肉、魚、貝類を十分加熱し、保管・運搬時に食品を保護するとリスクを減らせます。洪水に触れた食品は捨て、飲用水は少なくとも3分間沸騰させてください。安全でない食品や食中毒の疑いは、公衆衛生事務所または地元行政に報告できます。消費者保護に関する苦情は商工省にも申し立てられます。消費者には、安全で品質のある食品、原材料や保管方法の正確な情報、欺瞞からの保護、安全でない食品の返品、該当する補償を求める権利があります。安全でない食品は押収または廃棄される場合があります。 食品生産は生計、気候変動への対応、環境保全にも関係します。持続可能な食品システムへの移行に向けた国家行動計画2025~2030には20の戦略分野と62の達成目標があり、農業環境省が主導します。稲作・漁業の複合システムや統合型の農業養殖は、食事の多様化と魚由来のたんぱく質、微量栄養素の確保、化学資材の一部削減、水と窒素の利用改善、生物多様性と土壌再生、気候ショックへの対応力強化につながる可能性があります。魚の稚魚、資金、灌漑、道路、市場へのアクセス、気候被害への対策が不足すると、導入は難しくなります。全国の食品廃棄量を単一の数値で示す、確認済みの指標はありません。
ラオスの食文化
ラオスの食事の中心はもち米で、現地ではカオニャオとも呼ばれます。野菜、ハーブ、淡水魚、肉、スープ、つけだれとともに食べます。食料は自家生産、地元の市場、飲食店、屋台などで手に入りますが、入手状況と価格は県、季節、所得、輸送事情によって大きく異なります。ラオス料理では、蒸す、焼く、煮る、搗く、干す、発酵させる調理法が使われ、地域の料理は生態環境と民族の多様性を反映しています。
ヒント
ラオスの食生活は、手頃さ、安定した入手、多様性、安全性のバランスを考えましょう。手に入る主食を中心にしつつ、可能な範囲で野菜、果物、豆類、動物性食品を加えてください。価格、天候、地域のインフラによって食品の入手が不安定になったら、食べるものを調整しましょう。水、生もの、保管、洪水の影響には特に注意してください。

