まず、家賃、電気、水道、食料、交通、薬、通信、学校費などの定期的な支払いを整理します。敷金、接続費、家具、制服、端末、車両修理、医療、旅行などの一時的な費用も加えます。家主、事業者、販売者が外貨で金額を示した場合も、比較の際にはLAKで記録し、その時点の為替レートを適用します。最後に確認された法定最低賃金は2024年10月時点で月額250万LAKでしたが、これは世帯予算全体を示す数字ではありません。 2024/25年のラオス家計支出・消費調査では、全国の貧困率は15.0%で、都市部は8.9%、農村部は18.0%でした。シエンクワーン、フアパン、サワンナケート、サラワンの4県で、貧困層の約半数を占めました。これらは生活状況を表す数字であり、推奨支出額ではありません。役立つ見積もりには、県、世帯人数、子どもの有無、賃貸かどうか、自家生産の食料を利用できるか、通勤距離、想定する医療費を明記します。 住居費は、ビエンチャン、他の県都、農村部の間で大きく異なります。家賃は立地、家具の有無、契約通貨、敷金、前払い、仲介手数料、サービスへのアクセスによって変わります。詳細な計画に使える全国共通の信頼できる家賃一覧や家賃指数はありません。Electricité du Laos(通称EDL)の電気料金は、キロワット時と消費区分に基づいて請求されます。家庭向けの現行料金は、最新のEDL通知または請求書で確認してください。水道サービスは地域ごとに異なります。ビエンチャンで2025年に承認された家庭用水道料金は、年間を通じて1立方メートル当たり約2,479、2,603、2,733、2,870 LAKと報じられ、使用量区分は0~10、11~30、31~50、50立方メートル超でした。2026年には、全国の世帯の半数未満しかごみ収集を利用できませんでした。利用可否と料金は現地で確認が必要です。ごみを自分で燃やしたり処分したりすると、健康や環境へのリスクが生じることがあります。 低所得世帯では、食費が支出の最大の割合を占めることが多いです。最も貧しい五分位では、消費支出の3分の2超を食料が占めました。都市部の貧困世帯では食料が消費支出の約40%、農村世帯では約20%でした。農村世帯は米などを自家生産することがあるためです。自家生産は現金支出を抑えますが、土地、労働、時間を使い、食用油、肉、交通費などを買う必要もなくなるわけではありません。2025年6月に報告された前年同月比の値上がりは、豚肉が約10%、牛肉が9.6%、鶏肉が8%でしたが、米の価格はおおむね安定していました。価格は市場によって異なり、北部地域では輸入や輸送費の影響を受けやすい場合があります。 移動費には燃料、運賃、車両購入、登録、修理、移動時間、職場・学校・医療機関までの距離が含まれます。2026年のエネルギー危機では燃料価格が大きく変動しました。6月上旬の時点でも、ガソリンとディーゼルは危機前より約38~40%高く、報告によれば、それ以前には過去の高値のおよそ2倍に達したことがありました。ビエンチャン首都の国営バス事業では、2026年3月23日から5月30日まで、特定の電気バス路線で1万LAKの運賃が設定され、バス高速輸送サービスは無料と報じられました。都市間運賃の例として、ビエンチャンからサワンナケートへの通常バスは20万LAK、パクセー行きは27万LAKと報じられました。ラオス・中国鉄道の運賃や運行日は変わるため、乗車ごとに公式の予約サービスを確認してください。農村部の移動計画では、運賃だけでなく所要時間やアクセスの難しさも考慮します。 医療費の予算には、定期的な薬や慢性疾患の治療費に加え、急な治療、民間医療、交通費、非公式な支払いに備える資金も含めます。国民健康保険(National Health Insurance、NHI)は公的な制度ですが、資格、紹介状の要件、対象施設、免除は現地で確認してください。公表されている案内には、施設に応じて外来の自己負担額が5,000~20,000 LAK、入院の自己負担額が5,000~30,000 LAKと記載されています。該当する案内のもとでは、貧困層、妊婦、5歳未満の子どもが無料診療または免除の対象となる場合があります。特に薬と外来診療では、自己負担が依然として多く発生しています。2026年に保険の運営は労働社会福祉省に戻されたため、現行の手続きは担当窓口または医療施設で確認してください。 就学には、登録料など学校ごとの費用、制服、本、教材、食事、交通、寄宿、就労時間の減少による損失が生じる場合があります。公立学校だからといって、世帯の支出がゼロになるわけではありません。ラオスには、すべての学校を対象とする統一的な全国世帯負担額の一覧はありません。2025年1月に参照された資料では、世帯の30.7%が教育支出を減らしており、就学していない子どもの割合は低所得世帯で11.4%、比較的裕福な世帯で4.5%でした。現在の費用一覧と年間・学期ごとの支払日を、学校または県教育事務所に尋ねてください。奨学金や助成金は制度が分かれているため、確認が取れるまでは基本予算に含めないでください。 全国共通の子ども手当や家族手当があることは確認されていません。対象を限定した試行事業では、アッタプー県のサナムサイ郡とプーヴォン郡、サワンナケート県のノン郡で、妊婦・授乳中の母親と生後0~12か月の子どもに、2か月ごとに30万LAKが支給されました。一部の障害給付や正式な社会保障による出産給付も、特定の事業、加入、資格要件によって異なります。そのため、食料、医療、保育、学校、交通、障害関連の支援が、大規模な世帯、農村世帯、医療上の配慮を要する世帯の予算を大きく左右することがあります。 通信費は通常、プリペイド方式または地域の小売店で購入します。公表されたLao Telecomの料金例には、5日間で3GBが15,000 LAK、30日間で7GBが50,000 LAKとありました。通話は1分800 LAK、SMSは同一ネットワーク内で100 LAK、他ネットワーク宛てで200 LAKと記載されていました。Unitelのプランや5Gの利用可否は変わり、通信範囲、電力、端末費用も地域によって異なります。固定インターネットは一般に料金が高く、事業者向けのものが多いです。余暇の費用は場所ごとに異なります。ラオス国立博物館の入館料はラオス国民5,000 LAK、外国人3万LAKと表示され、UXO Laoビジターセンターは無料で寄付を受け付けています。祭りや無料入場期間によって、外出の費用は変わる場合があります。 基本予算は、不確実な支援、割引、臨時収入と分けて管理してください。事業者に現在の料金、領収書、支払期限を尋ね、賃貸契約やサービス購入の前に地域の見積もりを比べます。燃料、食料、インフレ、為替レートの前提は毎月、光熱費の料金表は四半期ごと、教育費は学期ごとに更新し、交通費や余暇の価格は利用する都度確認します。銀行取引、借金、税金は、支払い方法や滞納後の対応に影響する可能性がありますが、生活費の見積もりそのものには含めません。
ラオスにおける生活費
ラオスの生活費には、住居、光熱費、食費、移動、医療、教育、通信、家族の必要、余暇にかかる定期的・一時的な支出があります。現実的な予算はラオス・キープ(LAK)で作成し、県、都市部か農村部か、世帯人数、賃貸かどうか、自家生産、子どもの有無、健康上のリスクを分けて考えます。物価は変動しやすく、ラオス統計局によると、2026年8月の消費者物価指数は前年同月比7.7%、前月比0.8%上昇しました。全国共通の信頼できる単身者向け月間予算はないため、単一の平均額より、地域の見積もりと世帯ごとの想定が役立ちます。
ヒント
ラオスの生活費は、全国一律の価格表ではなく、地域ごとの世帯計画として見積もってください。最新の見積もりをもとにLAKで予算を組み、定期的な必需支出と初期の一時費用を分け、医療上の急な出費や物価変動に備える資金を別に確保します。食料、燃料・運賃、電気、住居、医療を優先し、その後に学校、家族、通信、余暇の費用を加えます。

