モナコに独立した失業手当があることは確認されていません。政令法第300/1940号は法律第1.502/2020号で廃止されました。モナコに関連する対象民間雇用の主な保障は、フランスの失業保険制度です。その失業給付がAREで、France Travailが支給します。2011年からの取決めに基づき、CCSSはフランスの失業保険機関Unédicのためにモナコの失業保険料を徴収します。 モナコ居住者がモナコの民間部門の仕事を失った場合、通常、雇用サービスに連絡し、現地手続きを通じてFrance Travailの登録者名簿に登録し、現地でフォローを受けます。フランス居住者は通常、フランスのFrance Travailを利用します。イタリアやその他の国に居住する人について、直接利用できる現地手続きは確認されていないため、個別に確認が必要です。モナコ居住者は通常のフランス手続きでFrance Travailにオンライン登録できません。 AREの受給には通常、雇用契約終了後12か月以内の登録、年齢に応じて該当する24か月または36か月の期間内に少なくとも130日または910時間の就労、非自発的失業または正当な退職理由、積極的かつ継続的な求職活動、就労可能な健康状態、法定退職年齢未満であることが必要です。金額、支給開始日、期間はフランスの規則に従います。季節労働に関する短縮要件の5か月規則はモナコには適用されません。経済的理由による解雇でAREを受けられる場合がありますが、フランスの雇用安定化契約(Contrat de sécurisation professionnelle、CSP)はモナコでは利用できません。モナコで自営業を終えた人はフランスの自営業者手当(Allocation des travailleurs indépendants、ATI)を申請できません。一方、国務大臣の許可とその他の条件を満たせば、モナコでの事業設立または再開に対するARCEを受けられる可能性があります。 受給者は毎月、翌月の15日までに(当月28日から)状況を更新し、個別就職計画(PPAE)の活動に従い、面談に出席し、積極的な求職の証拠を示し、変更を届け出る必要があります。合理的で適切な求人を2回断ると制裁の対象となる場合があります。違反により、給付停止、登録抹消、受給資格の喪失が生じる可能性があります。 AREを受けられない場合、モナコの公的扶助が限られた代替策となる場合があります。就職アクセス手当(Aide pour l'accès à l'emploi)は、16歳以上で、モナコ国民、またはモナコに10年以上継続して居住し、初職を積極的に探している人に1回限り支給されます。復職支援手当(Aide pour l'accompagnement au retour à l'emploi)は、一時的かつ非自発的に失業し、同じ国籍または居住要件を満たし、雇用サービスに登録し、積極的に仕事を探し、過去24か月に120日以上就労した人、または家事労働者・断続的労働者として800時間以上働いた人を対象とします。支給期間は1年で、資力審査の対象となり、6か月後に見直されます。 2026年6月1日から、就職アクセス手当は月953.42 EURです。復職支援手当は月1,334.33 EURに、扶養する子ども1人当たり250 EURが加算されます。世帯資力上限は1人世帯1,641.57 EUR、2人世帯2,954.17 EUR、扶養者が1人増えるごとに656.49 EURです。65歳以上、退職年金の受給資格がある人、全面的な就労不能者、フルタイム就労者は対象外です。面談を3回欠席、適切な仕事を3回拒否、または研修を3回拒否すると支援が終了する場合があります。変更は30日以内に届け出る必要があります。 補償対象の活動後の保障にも居住地が影響します。モナコに居住し、モナコで補償対象の活動をした人は、社会保険基金の扶養者給付を通じて家族手当を受けられる場合があります。補償対象の日はそれぞれ賃金労働6時間として数えます。医療補償は通常居住地に従います。フランス居住者はCPAMを利用し、その他の加入先は該当する医療保険制度によって決まります。 再就職にもモナコの雇用規則が関係します。法律第629号に基づき、雇用主は求人を届け出ます。雇用サービスは4暦日以内に候補者を紹介できます。一般的な採用優先順位は、モナコ国民、モナコとの一定の家族関係、モナコ居住者、以前モナコで働いていた近隣自治体の居住者の順で、資格要件が適用されます。外国人労働者には就労許可証が必要です。人員整理または縮小解雇の後、6か月の再雇用優先権が適用される場合があります。2026年3月12日以降、その他の条件を満たせば、合意による契約終了(rupture conventionnelle)からAREを受けられる可能性があります。 IMSEEは、モナコの通常の失業率を算出できません。労働人口は居住人口のおよそ2倍で、民間労働者の大多数は非居住者です。そのため、単一の現地割合ではなく、勤務地と居住地の方が実態をよく説明します。算出できない失業率から現地の失業水準を推測してはいけません。2026年1月1日から失業保険料率は雇用主4%、従業員2.4%、合計6.4%で、月16,020 EURまたは年192,240 EURの上限が適用されます。
モナコでの失業
モナコの失業への対応は、モナコ独自の失業手当ではなく、国境を越えた制度に基づきます。モナコに関連する対象雇用はフランスの失業保険(Assurance chômage)で補償され、失業給付AREはFrance Travailが支給します。実際の手続きは雇用サービスと居住地によって異なります。AREを受けられない場合、モナコは資力審査付きの公的扶助を提供します。居住地、勤務地、失業理由、登録時期によって利用できる支援と義務が決まります。
ヒント
モナコの失業は、勤務地、居住地、雇用終了理由の調整課題として扱ってください。まずフランスのAREまたはモナコの資力審査付き支援が利用できるか確認し、適切な窓口へ速やかに登録して、届出と求職義務を守ります。モナコ国外に住んでいる場合、給付を当てにする前にどの制度が所管するか確認してください。

