マレーシアは連邦制国家です。これは、連邦政府と州政府が権限を分担することを意味します。州はマレー語で一般に negeri と呼ばれます。権限分担の基本的な規則は連邦憲法に定められています。 マレーシアには13州と3つの連邦直轄領があります。連邦直轄領はクアラルンプール、プトラジャヤ、ラブアンで、連邦政府が直接管轄します。州にはそれぞれ独自の政治機関と地域のアイデンティティがあります。 9州にはマレー王族の世襲君主がいます。それ以外の州には、Yang di-Pertua Negeri と呼ばれる立憲制の州元首がいます。君主と州元首には正式な憲法上の職務がありますが、日々の政治の大半は選挙で選ばれた政府が担います。 各州には Dewan Undangan Negeri、略して DUN と呼ばれる州議会があります。住民はこの議会の議員を選びます。通常、議員の過半数の支持を得た政党または連立政党が州政府を組織します。 州政府の長は、州に君主がいる場合、通常 Menteri Besar と呼ばれます。州元首がいる州では、通常 Chief Minister または Ketua Menteri と呼ばれます。州政府の長は行政評議会を率い、州の行政を調整します。 州の権限には通常、土地、イスラム教徒に関するイスラム問題、地方自治体の制度、森林や天然資源に関する一部の事項が含まれます。具体的な権限分担は異なることがあり、多くの分野で連邦法と連邦機関も重要な役割を持ちます。 連邦政府は、防衛、外交、国籍、税制の多く、国家経済政策、教育・保健政策の大半など、国全体に関わる事項を担当します。そのため、インフラ、開発、公共サービスについて州と連邦の当局が協力する必要があります。 地方議会は州または連邦直轄領の制度の中で運営されています。地域計画、公衆衛生、市場、管轄下の道路、一部の許認可など、実務的な事項を扱います。組織や権限は地域によって同一ではありません。 住民にとって、相談すべき当局は問題によって異なります。土地権利証、州の宗教事項、地域計画の問題なら州の部署や地方議会が窓口となることがあります。一方、パスポート、連邦税、国の教育制度に関する問題は、通常、連邦機関が担当します。
マレーシアの州政府制度
マレーシアでは州を negeri と呼び、それぞれが多くの地域事項について独自の政府を持ちます。マレーシアには13州と3つの連邦直轄領があり、連邦政府と州政府の役割は異なります。この記事では、マレーシアの州の仕組みや統治、連邦との関係を説明します。
ヒント
マレーシアの行政機関に相談するときは、まず問題が土地、宗教、地域サービス、連邦サービスのどれに関係するかを確認しましょう。通常、州名、地区、地方議会によって相談先が決まります。手続きの経過を追えるよう、書類、本人確認書類、書面で受け取った返答のコピーを保管してください。

