北マケドニア共和国中央登録機関(Central Registry of the Republic of North Macedonia、CRRNM、ЦРРСМ)は、会社その他の登録事業体を記録します。創業者は通常、名称を確認し、可能であれば予約したうえで、法的形態と登記上の所在地を選び、事業目的の範囲を定め、設立書類を作成して登録を申請します。登録手続きには納税者登録とEDB登録が組み込まれ、銀行口座も確保されます。自然人は、有効なデジタル証明書があれば、ДОО(有限責任会社)、ДООЕЛ(単独社員有限責任会社)、Трговец Поединец(個人事業主)、または一定のパートナーシップ形態について、電子申請を単独で提出できます。法律上認められた形態では、登録代理人を利用できます。個人事業主は紙の申請方式を利用できません。外国語の書類には、裁判所認定翻訳者による翻訳と公証が必要です。 CRRNMの電子システムは24時間申請を受け付けますが、処理は月曜日から金曜日の8:30から16:30まで行われます。公共歳入庁(UJP)と雇用サービス庁(AVRSM)は、関連する登録情報を受け取ります。営業開始前に、業種別のライセンス、許可、コンセッション、承認が必要な場合があります。職人業、規制対象専門職、その他の特別な活動では、事前に商工会議所または所管省庁への登録が必要となることがあります。地方自治体または市町村の許可は、活動内容と事業所在地によって異なります。 法定代表者は、実質的所有者情報の正確性について引き続き責任を負います。事業体の実質的所有者登録はCRRNMに電子的に行い、詳細な登記案内によると、変更は通常8日以内に届け出る必要があります。設立案内には、事業体の登録後15日以内という期間も記載されているため、申請前に適用される期限を確認してください。記載された規則のもとでは期限内の登録は無料ですが、遅延すると手数料が発生する場合があります。個人事業主の場合、実質的所有者情報は関連する登録記録を通じて管理され、通常は別途の登録を要しません。 名称、所在地、所有者または創業者、資本金、経営者、事業目的の範囲、事業期間、ライセンス、連絡先などの変更はCRRNMに届け出なければなりません。会計記録および年次決算書または財務報告書は、年次決算書登録機関に提出します。経営者または認定会計士がこれらの義務を担当し、電子提出にはデジタル署名が必要です。中規模・大規模事業体は電子提出が義務付けられています。活動のない事業でも、無活動届の提出が必要な場合があります。監査と報告の要件は、事業体の規模、活動、適用される期限によって異なります。 適用規則上、前年の売上高がMKD 1,000,000を超えた場合、超えると見込まれる場合、または当年中にこの額を超えた場合、VAT登録が義務となります。基準額未満でも任意登録は可能です。標準VAT税率は18%、軽減税率は5%です。VAT申告と納付は、活動がゼロの場合の申告も含め、課税期間終了後25日以内に行います。事業終了後の最終VAT申告は、該当月の終了後25日以内が期限です。法人所得税は年次決算手続きで扱います。一定の要件を満たす事業者には、総所得がMKD 3,000,001からMKD 6,000,000の場合に1%を課す簡易年次総所得税が適用されることがあり、この選択は少なくとも3年間拘束力を持ちます。総所得がMKD 3,000,000以下の事業者は、該当制度のもとで納税を免除されることがありますが、申告義務は残ります。銀行、金融、保険、賭博事業は、この簡易扱いの対象外です。レジ、拠出金、税務記録、会計要件は活動と法的形態によって異なるため、最新のUJP納税カレンダーを確認してください。 国家中小企業戦略2025–2030によると、零細・小規模・中規模企業は企業全体の約99%を占めます。省庁のプログラムは、資金調達、環境・デジタル移行、競争力、輸出を支援することがあります。イノベーション・技術開発基金(Fund for Innovation and Technology Development、FITD)は、スタートアップ、イノベーションの事業化、技術開発などを対象とする公募を行いますが、資金提供が自動的に保証されるわけではありません。AVRSMの自営業支援策では、登録失業者に起業研修、事業計画の作成、6か月のメンタリングを提供する場合があります。2025年の措置では、29歳超の申請者に最大MKD 430,500、29歳以下に最大MKD 615,000の支援が示されていますが、個別公募の条件が適用されます。これらのプログラムは恒久的な受給権を生みません。公募ごとに資格要件と期限があり、たとえば国内資本が過半数を占める要件を満たす零細・小規模・中規模企業および職人を対象とした2026年の省庁公募は、2026年6月30日が期限でした。 外国投資家は事業体を登録し、要件を満たす投資を直接投資登録簿に記録できます。対象となる事由には、非居住者による所有権取得、会社設立、増資、株式または議決権の10%超の取得、期間5年以上の要件を満たす融資があります。新規投資、変更、抹消はそれぞれ別に届け出る必要があります。株式譲渡には、譲渡の申込みと承諾または不承諾の手続きが必要となる場合があります。個人事業の譲渡には、公証済み譲渡契約、届出の30日前以内に日刊紙で譲渡意思を公告すること、債権者の同意または異議がなかったことの確認が必要となる場合があります。 すべての事業の設立または運営に共通する一律の総費用はありません。CRRNMのサービス手数料は政府承認の料金表に従いますが、デジタル証明書、登録代理人、公証、翻訳、会計士、監査、業種別許可には別途費用がかかることがあります。事業の終了には、段階的な任意清算、簡易清算、または法的形態が認める場合の直接抹消が含まれます。一般的な必要書類には、終了決議、代表者の解任、清算人の選任、最近のUJP税・拠出金証明書、最近の銀行支払能力証明または口座状況確認、抹消年の年次決算書、債権・債権者に関する清算人の申述書があります。合併、裁判所の破産決定、定められた事業期間の満了も別の方法となり得ます。未払債務や債権者がいる場合は、単純な登録抹消ではなく清算または破産手続きが必要です。業種別または市町村の閉業義務も別途確認してください。
北マケドニアでの事業
北マケドニアで事業を始め、運営するには、法的形態の選択、中央登録機関への登録、税務・会計上の義務への対応、業種に応じた許認可の取得が必要です。一般的な形態には、ДОО、ДООЕЛ、Трговец Поединец、АД、各種パートナーシップがあります。同じ制度の対象には、所有者の変更、支援プログラム、外国投資、適法な事業終了も含まれます。
ヒント
事業の設立を一連の計画として扱い、活動内容と所在地を定め、適切な法的形態を選び、中央登録機関への申請を済ませ、税務・会計・許認可に必要な時間と費用を確保してください。業種別の承認、実質的所有者の届出、報告責任が明確になるまで営業を始めないでください。売上高、申告期限、所有者の変更、債権者への対応を継続して確認してください。

