シャル山脈、コラブ山地、ビストラ山地、ババ山地、ガリチツァ山地には、森林、高山草原、淡水生息地、湿地、洞窟、特徴的な地質があります。オフリド湖は、約200万~300万年前に形成されたと推定される構造湖で、固有の魚類17種を含む200種以上の固有種が生息します。オフリド湖、プレスパ湖、ドイラン湖は国境を越える湖で、北マケドニアの領域を超える生態学的価値があります。国内には重要な湿地や、マヴロヴォのディープ・リバー・ブナ林もあります。 環境・国土計画省、特に自然保護局が、国の自然保護を担当します。同省は保護地域を指定し、管理機関を提案し、実施を監督します。1990~2024年の指標として報告された資料では、保護地域は70か所、面積352,136ヘクタール、国土の13.86%です。一方、公表資料には68か所、13.84%という異なる数値もあるため、統計を利用する際は出典と公表時点が重要です。分類には国立公園、天然記念物、自然公園、保護景観、多目的地域が含まれます。4つの国立公園はマヴロヴォ、ペリステル、ガリチツァ、シャル山です。それぞれに公的管理機関、管理計画、年次計画があり、自治体その他の地方当局も実際の保護に関わります。 国際的な指定は、追加の規則と責任をもたらします。オフリド地域は94,728.6ヘクタールに及ぶユネスコ自然・文化遺産で、オフリド・プレスパ地域はユネスコの人間と生物圏計画にも認定されています。プレスパ湖、ドイラン湖、オフリド湖はラムサール条約湿地で、合計面積は46,821ヘクタールです。これらの指定は、国内の許可や公園規則に代わるものではありません。国内のナチュラ2000ネットワークが全面的に整備された証拠はなく、候補地、草案の一覧、ナチュラまたはエメラルドのGIS作業は、完成した制度ではなく継続中の整備過程を支えています。 北マケドニアには、遺存種や固有種が多く生息します。環境・国土計画省は、約23,019分類群を報告しており、その内訳は維管束植物約3,200種、無脊椎動物13,379種、脊椎動物555種です。ペリステルだけでも、記録された植物相は1,307分類群、樹種は88種で、Pinus peuceを含みます。バルカンオオヤマネコ(Lynx lynx balcanicus)は絶滅危惧IA類で、国家レッドリストは成獣32頭と報告しています。主な生息地は西部のシャル山からガリチツァ山にかけての地域です。獲物不足、生息地の分断、道路での衝突、わな、疥癬が脅威となっています。ヒグマは危急種に分類されています。国家レッドリストは両生類、爬虫類、優先度の高い維管束植物について完成していますが、その他の分類群の掲載は部分的です。 森林、放牧地、漁業、水資源、非木材林産物を利用する場合は、保護区分、ゾーニング、各分野の規則に従う必要があります。保護種または絶滅危惧種の植物、菌類、動物、動物の一部を採取するには、環境・国土計画省の許可が必要です。自然に関する科学調査には別の許可が必要です。国際的に規制される種や標本の取引を対象とするCITESは、環境・国土計画省が管理当局として扱い、EXIMまたは電子ポータルを通じて手続きします。申請は登録窓口、郵送、電子的方法でも提出できます。公表されている料金情報はサービスにより異なり、省のページには採取または輸出に50または1,000 MKD、CITESサービスには合計1,050 MKDと記載されています。そのため、信頼できる全国一律の期限は確認できず、該当サービスの料金と処理期間を確認する必要があります。 レクリエーションには、ハイキング、自然観察、標識のある遊歩道、国立公園の案内所などがあります。規則は保護地域とゾーンによって異なり、全国一律の入園料は確認されていません。たとえばマヴロヴォの案内では、標識のある道を歩くよう求め、キャンプ、火気、標本採取、水域の改変を禁止しています。現地での規則は、その公園の管理計画と掲示に従います。ドイラン湖では、鳥やわなを使う漁を含む伝統的漁法も記録されていますが、活動は湖、漁業、保護に関する該当規則の対象です。 自然に関するリスクには、山火事、干ばつ、水位低下、侵食、洪水、地滑り、地震があり、生息地や種の個体群に被害を与えるおそれがあります。災害・救助対応は保護・救助局が担い、自然保護はそれらの事象による生態系への影響と回復を扱います。大きな利害の衝突は、エネルギー、交通、建設、鉱業、農業、林業、都市・産業開発、大規模観光、水の取水、河川の転流、水力発電に関連して生じます。湿地の消失、汚染、火災、外来種、広域放牧の放棄も生息地に影響します。事業によっては、該当手続きに従って自然保護意見書や環境影響評価が必要になる場合があります。 省が2021年に定めた野外観察・生物多様性モニタリング手順は、植物、コケ類、哺乳類、鳥類、両生類、爬虫類、魚類、ザリガニ類、無脊椎動物、菌類、地衣類、森林・開放地・湿地の生息地を対象にしています。自然に関する国家情報システム、レッドリスト、GIS、地籍は、記録と管理判断を支えます。モニタリングの継続性、分類群・生息地の不完全な把握、資金、制度上の能力には実務上の制約が残ります。オフリド水生生物学研究所は、オフリド湖の生態系モニタリングに貢献し、地域住民と地方当局は保護地域の指定・管理に参加します。
北マケドニアの自然
北マケドニアには、山岳景観、森林、高山草原、河川、湖沼、湿地、洞窟、多様な野生生物があります。自然保護対象には、報告されている70の保護地域、4つの国立公園、オフリド湖、プレスパ湖、ドイラン湖周辺の国際的に認定された地域が含まれます。保護規則は、レクリエーション、採取、研究、林業、漁業、建設、水利用などに影響します。
ヒント
北マケドニアの自然環境で活動する際は、保護地域の指定状況と現地ゾーンを最初に確認します。通常のレクリエーションにも現地規則が適用され、採取、科学調査、標本取引、開発事業には別の許可や評価が必要となる場合があります。費用をかけたり、敏感な地域に入ったりする前に、担当機関、管理計画、最新料金、許可された活動を確認してください。

