ブルネイでは、仕事をpekerjaan、専門職をprofesion、職業上の経歴をkerjayaと呼びます。公式の職業統計には、ISCO 2008と互換性のあるBrunei Darussalam Standard Classification of Occupations 2021が使われます。経済活動の分類にはBDSIC 2021とISIC Rev. 4が用いられます。主な職業群には、行政、石油・ガスなどのエネルギー関連業務、建設・エンジニアリング、製造、卸売・小売、銀行・イスラム金融、ICT、運輸・物流、医療、教育、観光・宿泊、農業・林業・漁業、専門・科学・技術サービスがあります。小規模事業の経営や自営業は、事業許可と活動内容に応じた免許が必要となる別の職業経路です。 2024年の職業統計では、15歳以上の就業者は222,700人でした。サービス・販売従事者は51,100人、専門職は39,700人、技術者・準専門職は33,000人、単純作業従事者は31,300人でした。専門職のうち、現地労働者は35,600人、非現地労働者は4,100人でした。技能工・関連職では現地労働者が8,200人、非現地労働者が11,700人でした。単純作業従事者では現地労働者が10,000人、非現地労働者が21,300人でした。2025年の最新の暫定労働力統計では、18歳以上の労働年齢人口は348,700人、就業者は220,400人、失業率は5.0%でした。これらは年齢の定義が異なり、2025年の詳細な職業別数値は労働力調査の確定版が公表されるまで待つ必要があります。 公務員の求人は通常、Public Service Commission Recruitment 2.0システム(PSCR)を通じて募集されます。応募前にPSCRのプロフィールを完全に記入する必要があります。該当するservice schemeには、職位、給与等級、求人、最低資格、業務範囲が記載されます。民間部門への応募では、通常、雇用主の求人とPusat Pekerjaan Brunei(JobCentre Brunei、JCB)を利用します。有効なブルネイのSmart Identity Cardと利用可能なe-Darussalamアカウントがあれば、現地でJCBやPSCRを利用できますが、応募条件は個別の求人に記載された要件によります。雇用主から、履歴書、証明書、職歴、その仕事に必要な能力を示す資料を求められる場合があります。 規制対象外の仕事は通常、雇用主による審査、関連する経験、職務に応じた訓練を基準とします。ブルネイには、すべての職業を対象とする単一の免許、登録簿、資格水準、手数料、キャリア段階はありません。資格認定と業務従事許可は別の問題です。Brunei Darussalam National Accreditation Council(BDNAC)は、政府が認めた資格を審査・認定する全国機関です。同機関の枠組みは8段階で、会計、教育、エンジニアリング、医学、法律、ICTなどの学術分野に加え、エネルギー、建設、観光・宿泊、運輸・物流などの技能分野も審査対象です。新規案件の所要時間は異なり、類似の前例がある場合は直ちに処理されることもあります。資格認定を受けても、それだけで業務免許が得られるわけではありません。 医療職には個別の規制があります。医師と歯科医師はBrunei Medical Boardに登録し、Annual Practising Certificateを取得する必要があります。看護師と助産師はNursing Board、薬剤師はPharmacy Boardの管轄です。Allied Health Professions Council of Brunei Darussalam(AHPCBD)は19の関連医療職種を対象としています。業務開始前に登録、業務従事証明書、継続的専門能力開発が必要で、該当する更新期間には継続的専門能力開発の単位を最低30点取得することが定められています。伝統中国医学はTCM Unitとその登録案内が扱います。 建築環境分野には、Board of Architects, Professional Engineers and Quantity Surveyors(BAPEQS)による職種別規制があります。建築家、専門エンジニア、積算士は登録が必要で、別途業務従事証明書が必要となる場合があります。専門分野登録、法人または複合分野サービスの免許も関係することがあります。現在の手数料例は、登録B$200、専門分野登録B$1,050、年次登録更新B$150、業務従事証明書B$250、専門分野の業務従事証明書B$300、サービス免許B$1,000です。金額と対象サービスは当局の最新料金表によります。 教員にはEducation ActおよびRegistration of Teachers Regulationsに基づく登録が必要です。資格、人物適格性、健康、手続き上の条件が適用されることがあります。法律実務はLegal Profession Actに従い、弁護士資格の認定、名簿への登録、業務従事証明書の取得を伴います。国籍、永住資格、外国人の業務範囲は、適用される規則と個別案件によって異なります。最新要件はAttorney General's ChambersとChief Registrarが案内しています。職名、学歴、内定だけでは、規制対象職業の業務許可を得たことにはなりません。 民間部門の労働条件は、法定適用範囲と雇用契約を前提として、一般にEmployment Order 2009に従います。交替制勤務でない場合、通常の上限は1日8時間、週44時間です。交替制勤務は、3週間平均で週44時間が上限です。時間外労働には通常、基本時給の1.5倍が支払われます。時間外労働を含む1日の合計労働時間は最大12時間、月間の時間外労働は最大72時間です。休息日、祝日、年次休暇、病気休暇、産休、外国人労働者の住居、給与控除は、適用法令の範囲と契約によって異なります。Department of Labourは労働基準、検査、雇用紛争を扱います。 最低賃金は、該当するOrderが適用される場合、フルタイム勤務で月額BND500、パートタイム勤務で時給BND2.62です。2025年4月1日から、金融・保険の特定業務、登録医師または歯科医師が関わる主要医療サービス、民間高等教育、BAPEQS認可の建築・エンジニアリング・測量サービスなど、9つの小規模産業に適用範囲が広がりました。最低賃金は一律に適用されるわけではありません。政府の仕事、見習い、特定のビザや許可の区分、その他対象外となる労働者は、適用範囲に含まれない場合があります。 Safety, Health and Environment National Authority(SHENA)は、Workplace Safety and Health Act第277章に基づくブルネイの職場安全規制機関です。雇用主と占有者は、職場の危険を管理し、適切な安全衛生管理を維持する必要があります。建設やプロセス安全の業務には、分野別の要件が適用されることがあります。安全管理者、コーディネーター、監査担当者には、該当する資格、登録、訓練が必要です。雇用主には、指定された事故や職業病を報告する義務もあります。 外国人の雇用には別の手続きが加わります。雇用主は通常、JCBで少なくとも2週間求人を掲載し、さらに現地応募者向けの30日間の追加手続きを含む、所定の現地採用手続きを行います。適切な現地候補者が見つからない場合、雇用主はJCB Clearance Letterを申請できます。デューデリジェンスを条件として、目標処理期間は3営業日です。外国人労働者免許(Foreign Worker Licence、LPAまたはLesen Pekerja Asing)の新規申請には、登録済み雇用エージェントを利用します。目標処理期間は一般の外国人労働者免許が7営業日、建設業が18営業日、ビザが3~5営業日、健康診断が通常1~2週間、就労パスが3~5営業日です。これらは目標であり、完了が保証された日数ではありません。 外国人労働者の許可は、承認された雇用主、職種、目的に結び付いています。エージェント、免許、ビザ、健康診断、保険、保証金、その他の業種承認に費用がかかる場合があります。雇用主は現地採用の優先、必要書類の保管、許可、住居、保険、適法な給与控除に関する義務を守らなければなりません。非公式な仕事には、職業登録、資格認定、法定保護に相当する統一制度がありません。そのため、実際に適用される法的・実務的な保護を個別の仕事について確認してください。 キャリア形成は、雇用主内の昇進、技能の蓄積、公務員の等級や職務制度内の昇進、または規制職種での登録から業務従事証明、専門資格への進展を通じて行われます。Industry Competency FrameworkとBrunei Industry Competency Frameworkは、職務記述、重要な業務、技術・基礎能力、最低要件、関連訓練を結び付ける場合があります。職業上の不正行為、能力の喪失、証明書の更新漏れ、倫理義務違反は、業務を行う資格に影響することがあります。職名だけから要件を推測せず、職種ごとの条件を担当当局に確認してください。
ブルネイの職業
ブルネイの職業分野には、行政、エネルギー、建設・エンジニアリング、製造、商業、金融、ICT、運輸、医療、教育、観光・宿泊、農業、専門サービスなどがあります。2024年の最新の確定職業統計では、15歳以上の就業者は222,700人でした。最大の職業群はサービス・販売従事者の51,100人で、専門職39,700人、技術者・準専門職33,000人が続きます。就業条件は職種により異なります。雇用主が技能と経験を審査する場合がある一方、規制職種では資格認定、登録、業務従事証明書または免許が必要です。ブルネイは現地採用を優先し、外国人労働者の許可を特定の雇用主、職種、目的に結び付けるため、現地人と外国人では就業条件も異なります。
ヒント
ブルネイで働く際は、まず公務員、民間雇用、規制職種、自営業のどれを目指すか決めましょう。確認すべき点は、求人の資格要件、BDNACによる資格認定や専門職登録の必要性、現地採用または外国人労働者に関する条件です。給与、労働時間、安全、更新義務、キャリア形成も、後回しにせず雇用条件の一部として確認してください。

