パラグアイ憲法24条は、宗教、礼拝、思想の自由を保障しています。嫌がらせ、公的な詮索、信仰の強制的な申告を受けることなく、宗教を選び、変更し、表明し、実践できます。37条は倫理的または宗教的理由による良心的拒否を認めています。憲法63条により、先住民共同体の宗教的な自己組織化も保護されます。現職の聖職者は、憲法上の規則により、原則として選挙公職に就くことを制限されています。 ローマ・カトリック教会は歴史的・社会的に最も大きな存在感を持ちます。福音派プロテスタント、その他のキリスト教会、メノナイト共同体、国家礼拝キリスト教会(Iglesia Cristiana Casa de Adoración Nacional、ICCAN)、末日聖徒イエス・キリスト教会、エホバの証人、イスラム教徒、ユダヤ人、少数の仏教徒、バハイ教徒などの集団もパラグアイで活動しています。メノナイト共同体はチャコと東部地域、イスラム教徒共同体はシウダー・デル・エステ、ユダヤ人共同体は主にアスンシオンと結びついています。2023年に公表された共同体・機関の推計には、ICCANの会員10万人超、末日聖徒イエス・キリスト教会の会員約7万人、メノナイト約4万6,000人、エホバの証人約1万1,000人、イスラム教徒約1万人、ユダヤ人約1,000人が含まれます。これらの推計は全国国勢調査と同じものではありません。 確認された最後の公式な宗教別数値は、国家統計院による2012年の15歳以上を対象とする世帯調査です。都市部ではカトリック86.9%、福音派10.5%、その他の宗教1.3%、無宗教1.2%でした。農村部ではそれぞれ90.2%、7.2%、1.4%、1.3%でした。2022年国勢調査の最終公表資料を調べましたが、宗教別の表は見つかっていません。そのため、2012年の数値を現在の全国的な宗教割合として示すべきではありません。 先住民の宗教制度は憲法で特に保護されています。2012年の先住民国勢調査では711共同体が記録され、そのうち321共同体が宗教的支援を受けていると報告しました。福音派の宣教師は189共同体、カトリック関係者は85共同体を支援していました。宗教的支援は共同体の外部から提供されることも多く、先住民地域、チャコ、都市部ではアクセスや宗教実践が大きく異なることが分かります。 宗教団体は、教育科学省(Ministerio de Educación y Ciencias、MEC)およびその礼拝総局を通じて、正式な認定・登録を申請できます。礼拝担当副大臣室は公式登録簿を管理し、認定は行政機関の政令によって付与されます。組織書類、指導者と機能に関する情報、年次報告、14項目の様式が必要となる場合があります。2023年の手数料はG 125,000と報告されましたが、2026年の現行料金と処理期間は確認されていません。登録は団体の法的・行政的な利用に影響する場合がありますが、個人が信仰を持つ、または実践する権利を決めるものではありません。 憲法は宗教教育と思想の多元性を保護します。登録された教会や信仰団体は、補助の有無を問わず、MECの認定・監督を条件に私立学校を運営できます。保護者は、自らの哲学的、倫理的、宗教的信念に合う学校を選べます。法律7431/2025は、本人の信念に反する宗教教育の強制を禁じています。宗教者の養成は通常、適用法と併せて各宗教当局が定めます。 公の宗教行事は、特にカトリックの祝祭日に目立ちます。法律7544/2025に基づく国民の祝日には、聖週間の聖木曜日と聖金曜日、カアクペの聖母の日である12月8日、クリスマスである12月25日が含まれます。その他の宗教行事は共同体ごとに異なり、全国的な祝日に相当するものは確認されていません。礼拝、洗礼、葬儀、改宗、宗教婚は各共同体の規則に従います。全国一律の料金表は確認されておらず、献金、十分の一献金、寄付は通常、共同体が定めます。 宗教儀礼は民事登録の代わりにはなりません。法律1266/1987に基づき、宗教婚の儀式より前に民事婚を行わなければなりません。出生、婚姻、死亡の民事記録は民事身分登録所で作成されます。民事婚の申請では一般に、申請書、身分証明書、4人の証人、補足証明書が必要ですが、要件はケースごとに異なります。刑務所法も、申告した信仰に基づく支援、宗教物品、儀式、宗教者との面会を保護しています。 礼拝担当副大臣室は宗教間対話を支援し、カトリック、福音派、メノナイト、イスラム教徒、ユダヤ人、ICCAN、末日聖徒、エホバの証人の代表者を集めてきました。この公的な対話によって全国の宗教実践が一つになるわけではありません。異なる信仰と組織を持つ共同体と国との連絡経路となっています。
パラグアイの宗教
パラグアイでは宗教、礼拝、信仰の自由が保障され、国教はありません。カトリックは歴史的に優勢ですが、福音派、メノナイト、先住民などの共同体も活発な組織や慣習を維持しています。15歳以上を対象とした2012年の公式調査では、カトリック88.2%、福音派9.2%、その他の宗教1.3%、無宗教1.3%でした。これらは2022年国勢調査の最新の宗教別割合ではありません。宗教儀礼は本人の意思で行われ、出生、婚姻、死亡の法的効果は民事登録によって決まります。
ヒント
パラグアイの宗教は、個人の自由であると同時に、共同体、教育、儀礼、公的記録に関わる実際上の選択として考えてください。本人の信念や実際の慣習に基づいてサービスや機関を選び、人生の節目では宗教上の手続きと民事手続きを分けてください。登録料や処理期間は変わることがあるため、書類を提出する前に現行の要件を確認します。宗教人口の数値は歴史的な参考情報であり、現在の割合を示すものではありません。

