タンザニアの食料制度には、正式な事業者、非正規の事業者、家庭や屋台を基盤とするインフォーマルな活動が含まれます。耕作地の90%超を利用する小規模農業が主流です。主な農作物には、トウモロコシ、籾米、キャッサバ、ソルガム、雑穀、サツマイモ、ジャガイモ、バナナとプランテン、豆などのマメ類、落花生、ヒマワリ、ごま、カシューナッツがあります。家畜、家禽、内水面の魚、海の魚も動物性食品を供給します。 2023/24年の農業調査では、収穫作物の用途に違いが見られました。農家世帯はトウモロコシの52.8%を家庭で消費し、42.7%を未加工で販売しました。籾米ではそれぞれ40.3%と49.3%、ソルガムでは66.8%と27.8%でした。サツマイモの収穫量の63.3%、キャッサバの59.5%は家庭で消費されました。一方、ジャガイモの87.8%は未加工で販売されました。こうした数値から、家庭での食料供給と市場での入手可能性が、作物や地域によって変わることが分かります。 一般的な食事や食品には、ウガリ、ワリ、ピラウ、ビリヤニ、マハラゲ、ムチチャ、ンディジ、ニャマ・チョマ、ミシュカキ、チプシ・マヤイ、ウロジョ、ヴィトゥンブア、チャパティ、マンダジなどがあります。家庭での調理、地域市場、屋台、飲食店はいずれも日常の食生活を支えています。食事やお茶を共にし、食べ物を勧めることは、もてなしの形としてよく見られますが、習慣は世帯、地域社会、場面によって異なります。タンザニア沿岸部とザンジバルでは、スワヒリ料理、香辛料、ココナツ、魚介類がよく知られています。内陸部や高地では、ウガリ、米、豆、青菜、バナナ、肉がより一般的です。南部高地ではトウモロコシ、米、ジャガイモ、園芸作物、乳製品、肉が知られ、西部地域では米、トウモロコシ、キャッサバ、バナナ、魚が生産されています。 食事に基づく食生活指針は、食品とバランスの取れた食事を結びつける公的な推奨です。タンザニア本土は2023年、ザンジバルは別途2022年に指針を発表しました。どちらも大きく6つの食品群、つまり主食とでんぷん質の根菜・塊茎・調理用バナナ、野菜、果物、豆・ナッツ・種子、動物性食品、健康的な脂質・油を用います。指針では1日2,300キロカロリーを基準例としますが、必要量は個人によって異なります。多様な食品、1日少なくとも両手3杯分の野菜、少なくとも2種類の果物、毎日の豆類と動物性食品を勧め、揚げ物や高度に加工された食品、添加糖、塩を控えるよう示しています。本土とザンジバルでは、例や表現が異なります。 食の安全に関する責任は、タンザニア連合共和国の2地域で異なります。本土ではタンザニア標準局(TBS)が、規格、商品・施設登録、検査、認証、市販後管理を担います。食品と化粧品の規制は2019年7月1日にタンザニア食品医薬品局(TFDA)からTBSへ移管されました。包装済み食品は登録が必要で、レストラン、ホテル、キオスク、食堂、小売店、倉庫、食品運搬業者などの施設も登録が必要です。一般的な申請手続きには、オンライン申請、支払い、商品評価または検査、許可証の発行が含まれます。商品登録は5年間、施設登録は1年間有効です。ザンジバルではザンジバル食品・医薬品庁(ZFDA)が食品施設、商品、輸入を管理し、ザンジバル標準局(ZBS)が規格、検査、試験、認証を扱います。食品施設の登録期間は一般に1年で、ZNS 664:2024は一般的な食品衛生原則を義務づけています。アフラトキシン、農薬残留物、重金属などの試験が行われる場合があります。正式な食品事業には、タンザニア本土またはザンジバルの該当する登録に加えて、事業許可も必要です。 通常の食品購入、家庭での生産、地域の屋台販売には、一般に全国的な利用資格の制限はありません。インフォーマルな食品販売サービスは、特に都市部で広く利用されていますが、食品安全上の責任は残ります。消費者は認証済みで期限内の包装食品を選び、本土ではTBSに苦情を申し立てることができます。食事の全国一律料金はありません。2026年2月、タンザニア本土では食品・非アルコール飲料の前年比インフレ率が5.7%で、消費者物価指数の構成比は28.2%でした。ザンジバルでは2026年1月の食品インフレ率が9.18%、構成比は40.53%でした。ダルエスサラームの2024年年平均価格は、トウモロコシが1キログラム当たり1,288.89タンザニア・シリング、ジャガイモが1,043.16シリング、トマトが1,430.46シリング、タマネギが2,591.35シリング、バナナが1,327.95シリング、牛肉が10,513.56シリング、淡水魚が11,310.79シリング、卵1個が500シリングでした。地域、季節、市場・販売業者・飲食店の選択が支払額に大きく影響します。 持続可能な食料生産は、第2次農業部門開発計画と気候変動対応型農業を通じて扱われています。水と土地の管理、保管、農産加工、作物残渣の利用、市場へのアクセスに重点が置かれています。水不足、土地劣化、穀物収量の変動は将来の供給に影響を与える可能性があります。調査対象資料では、食料ロスや食品廃棄物について全国一律に適用される消費者規則は確認されていません。実際的な対策には、保管の改善、余剰農産物の加工、作物残渣の適切な利用があります。
タンザニアの食
タンザニアの食は、小規模農業、地域市場、家庭料理、屋台、飲食店によって支えられています。主食には、トウモロコシ、米、キャッサバ、ソルガム、ジャガイモ、バナナ、豆、野菜、肉、魚などがあります。一方、沿岸部とザンジバルでは、香辛料、ココナツ、魚介類がより多く使われます。食品の入手状況、価格、よく食べられる料理は、季節、地域、供給経路によって異なります。
ヒント
全国平均に頼らず、タンザニアの具体的な地域の価格、季節、供給経路に合わせて食事を計画しましょう。家庭の食事には、手に入る主食に野菜、果物、豆類、適切な動物性食品を組み合わせてください。1日2,300キロカロリーという基準例は目安であり、個人ごとの目標ではありません。食品を販売する場合は、まずタンザニア本土とザンジバルのどちらの当局が適用されるか確認し、商品、施設、事業の要件を分けて管理してください。

