一次医療(PHC)は、診察、予防、一般的な病気、家族計画、母子保健、予防接種、歯科治療、医薬品を担う最初の医療段階である。マヘ島、プララン、ラ・ディーグ、シルエット島の保健センターが一次医療を提供する。医療サービス庁(HCA)は一次、二次、三次医療施設を通じて予防、治療、リハビリを行う。保健省は政策を定め、制度を監督する。公衆衛生庁(PHA)は疾病予防、健康増進、監視、公衆衛生規制を主導する。 通常は該当する保健センター、または家族・専門プログラムから受診を始める。専門外来部門(SOPD)とセーシェル病院では、専門診察、入院、手術、診断、腫瘍、腎臓病・透析、精神科、リハビリ、緩和ケアを提供する。地域病院にはアンス・ロワイヤル病院、ベ・サンタンヌ病院、セント・メアリー病院がある。アンス・ロワイヤル病院は24時間対応。ベ・サンタンヌ病院の案内時間は月~金曜7:30~16:00、土曜7:30~12:00。セント・メアリー病院は月~木曜8:00~16:00、土曜8:00~12:00。保健センターの時間は施設ごとに異なるため、直接確認する。 救急外来(A&E)と救急車は、急病やけがに対応する。警察、消防、救急車を要する緊急事態は999、救急車は151に電話する。セーシェル病院の電話番号は+248 4388000、精神病院は+248 4670235。通常の予約や移動手段の相談に999を使わない。国内で提供できない高度専門治療は、医学的評価と関連委員会の承認を経て国外医療サービスで検討される。政府が費用の全部または一部を負担するかは決定による。 予防サービスには、拡大予防接種計画(EPI)、国の予防接種日程、妊婦健診、産後ケア、出生から5歳までの子どもの健康管理、学校保健、思春期・若者の健康、性と生殖に関する健康、家族計画、子宮頸部細胞診、がん検診、栄養、口腔衛生、職業保健、感染症対策がある。2025年には、乳児の定期予防接種の大半で接種率が95%を超えた一方、出生時のB型肝炎、六種混合ワクチン、2回目のMMR、HPV、破傷風・ジフテリア追加接種では低い接種率が報告された。糖尿病などの非感染性疾患は、セーシェルの疾病や死亡の大きな割合を占めるため、特に重視されている。 精神保健サービスには精神病院、セーシェル病院の精神科入院、若者向けプログラムでのカウンセリング・心理支援、自殺リスク、自傷、摂食障害、情緒障害への支援がある。アルコール・薬物使用に関するサービスも一次医療に統合する方針が示されている。マヘ島、プララン、ラ・ディーグの保健センターや学校では、歯科検診、スクリーニング、フッ素塗布、シーラント、歯石除去、詰め物、根管治療、抜歯、補綴治療を行う。通常の歯科治療は予約制が基本で、診療時間外の歯科緊急事態は医療救急サービスを通じて紹介を受けられる。 HCAの薬剤サービスは病院と地域の薬局を通じて医薬品を供給・管理する。処方、相互作用、治療経過を確認し、患者への助言や抗菌薬の適正使用を支援する。全国の薬局について確認済みの共通開館時間一覧はないため、該当施設へ直接問い合わせる。リハビリには理学療法、作業療法、聴覚学、言語病理学、足病治療、鍼治療、装具・義肢サービスが含まれる場合がある。フォローアップは病院、リハビリ施設、保健センター、学校、職場、高齢者施設、自宅で行われ、訪問診療や緩和ケアも含む。 憲法第29条は、国民が国立施設で無料の一次医療を受けられるよう、国が措置を講じることを定めている。公的医療制度は利用者負担なしで提供すると説明している一方、民間診療は直接支払いとなる。非国民に対する一律料金やすべての公的サービスの料金は、入手可能な公式情報では確認できていないため、診療前に施設へ確認する。民間医療、公的供給以外から入手する医薬品、国外治療、交通費や付き添い費用には追加負担が生じる可能性がある。 2015年公衆衛生法は、公衆衛生庁に感染症の届出、検査、治療、医薬品、ワクチン、衛生、媒介生物対策に関する権限を与えている。同庁が感染症について適法な命令を出した場合、対象者は指定された診察、検査、治療に従わなければならない。2025年、公的施設では医師の診察286,628件、看護ケア171,433件、訪問診療11,601件、妊婦健診13,882件、一次医療での子宮頸部細胞診3,373件を記録した。セーシェル病院では救急外来の医師診察37,124件、救急車の受信要請35,523件、入院11,300件を記録した。これらは利用実績を示す数値であり、直ちに受診できる余力を保証するものではない。
セーシェルの医療と健康
セーシェルの医療は、地域の保健センター、地域病院、セーシェル病院を軸に、公衆衛生、精神保健、歯科、リハビリ、医薬品のサービスを提供する。通常の受診は保健センターや指定の家族・専門プログラムから始める。緊急時は救急外来または救急車を利用し、高度専門治療には承認を得た国外治療が必要になる場合がある。国民は国立施設で憲法上無料の一次医療を受けられるが、民間医療、一部の医薬品、国外治療や関連交通費には費用がかかることがある。
ヒント
通常の診療、予防、薬、フォローアップには、居住する島の保健センターを利用し、出発前に開館時間を確認してください。999と151は緊急時に限り、すべての公的、民間、国外サービスが同じ料金や利用条件だと考えないでください。専門治療には紹介、移動、承認が必要になる場合があるため、次の医療機関と費用負担を早めに確認しましょう。

