サンマリノでは民事婚、民事上の効力を持つ宗教婚、民事上のパートナー関係、一定の長期同居関係が認められています。法律129/2022は、配偶者、民事パートナー、事実上の同居人、三親等までの血族および姻族、里親または養親を含む広い意味で家族を定義しています。関係する人が常に同居している必要はありません。15年以上のmore uxorio同居は、別居後の一定の結果に関わる場合もあります。 Ufficio di Stato Civileは婚姻公告と民事パートナー関係の登録を扱います。カップルは通常、式の約30日前に婚姻公告を本人が申請します。公告は少なくとも8日間掲示されます。公告手数料は€50です。市民と居住者は州民事登録局の式典手数料を免除され、外国人は€300を支払います。特別会場では適用料金表に基づき、約€100~€800が追加される場合があります。18歳未満の婚姻は通常認められません。16歳からの例外には、非常に重大な理由、後見裁判官として職務を行うCommissario della Leggeの決定、心理的成熟度の評価が必要です。夫婦は公証人を通じて財産共有または財産分離(comunioneまたはseparazione dei beni)を選び、その取り決めをUfficio di Stato Civileに届け出ることができます。民事パートナー関係は、2人の証人の立会いのもと、Ufficiale di Stato Civileの前で登録します。双方の合意による解消は同職員の前で行えますが、一方からの解消は通常の別居に関する裁判手続きに従います。 出生は通常、10日以内にUfficiale di Stato Civileへ届け出ます。遅れた届出はTribunaleに付託されます。婚姻中の親については、親の一方または両方、権限を与えられた代理人、出産介助者が出生を届け出られます。親が婚姻していない場合、2人が共同で認知を行うことができ、母親は父親を記載せず子を登録でき、父親が単独で手続きできるのは母親が自分の名前の記載を望まない場合に限られます。子どもの姓は父親の姓、母親の姓、または選んだ順序で両方を付けることができ、2要素までです。最初に選んだ姓は、その後に生まれる共通の子にも適用されます。 親は通常、子どもが成人するか、未成年者の成年擬制を受けるまで、共同で親権・監護責任(potestà)を行使します。親は未成年者を代理し、その資産を共同で管理します。資産管理に特別な取り決めをするにはCommissario della Leggeの許可が必要です。重要事項について親が意見を異にする場合はCommissario della Leggeが決定し、14歳以上の子どもの意見を聴きます。16歳以上の子どもには、家族世帯の扶養に貢献することが求められる場合があります。子どもには、困窮している親またはその他の直系尊属を精神的・物質的に扶養する継続的な義務もあります。 ISSは、UOS Salute DonnaとServizio di Accoglienza, Consulenza ed Assistenza per la Maternità Consapevoleを通じて、妊娠、産後、子育てを支援しています。妊娠、産褥期、思春期、避妊、性の健康に関する相談は無料です。ユースクリニックは20歳までの人を対象とします。法律127/2022に基づく妊娠中絶はISSを通じて無料で受けられ、未成年者にはGiudice Tutelareの許可が必要です。被用者は妊娠12週までに雇用主へ通知しなければなりません。標準的な産休は出産前30日、出産後60日で、健康上のリスクがあれば出産前最長60日から開始できます。妊娠・産褥休暇は最長150日です。重い妊娠リスクのある自営業者は、過去3年間の平均所得の100%を、出産後最長7か月まで受給できる場合があります。 父親は出産後5か月以内に、100%有給の10日間を連続または分割で取得できます。育児休業は子どもが18か月になるまで、複数児の場合は24か月になるまで取得でき、両親が交代で利用できます。保育施設を利用しない場合、子どもが12か月になるまでの期間は通常、手取り所得の40%、18か月までの残りの期間は20%が支給されます。複数児の場合はそれぞれ60%と30%です。父親は子どもが3歳になるまでにさらに2か月取得できますが、無給、または該当する場合は20%の支給となります。従業員は同じ、または同等の職位に復帰でき、これらの権利に関連する解雇から保護されます。 養子縁組と里親委託は手続きが異なります。国内養子縁組では、Commissario della LeggeとServizio Minoriが、保護者に見放された状態または適切な養育がない状態を評価し、必要であれば一時的な保護措置を講じます。Servizio Minoriの意見を受けて、養子縁組の適格性を判断します。国際養子縁組は、サンマリノ中央当局であるSegreteria di Stato per gli Affari EsteriとUfficio per le adozioni internazionaliが調整します。ハーグ条約、二国間協定、認可機関を利用する場合があります。確認できた認可機関一覧は2024年と2025年のものです。標準料金や処理期間について、信頼できる情報は確認されていません。里親委託(affidamento familiare)では、評価を受けた家族または個人に子どもを一時的に託しますが、自動的に養子縁組につながるわけではありません。UOS Tutela Minoriは、暴力を受けた子どもや適切な家庭環境を欠く子どものため、適切な養育者の名簿を管理します。ISSは客観的な基準表に基づいて補助金を支給できます。 双方が合意した別居は、Commissario della Leggeによる承認(Omologazione)後にのみ効力が生じます。決定では、子どもの利益、養育方法、面会、教育、扶養料を扱います。裁判所は所得、資産、実際に担っている養育を考慮します。裁判所は、養育を担う配偶者または経済的に弱い配偶者を優先して家族住居を利用させること、状況が変わった場合の取り決めの見直し、扶養料が支払われない場合の担保、第三者からの直接支払い、差押えを命じることができます。経済的に弱い別居中の配偶者は、扶養料や、一定の状況では生活扶助を請求できる場合があります。別居が少なくとも2年間継続した場合、または他の法定理由がある場合、離婚または婚姻解消を請求できます。離婚後も定期給付が認められる場合があり、再婚しても子どもに対する義務は続きます。 家庭内暴力はForze dell’Ordineに通報でき、同機関が緊急の保護を提供できます。暴力を受けた未成年者に保護された宿泊場所が必要な場合、Giudice Tutelareへ24時間以内に報告しなければなりません。ISSの社会福祉サービスとUOS Tutela Minoriは、継続的な当番対応を行います。通報先として、憲兵隊のUfficio violenza di genere e contro minori、UOC Salute mentale、UOS Tutela Minoriが関わる場合があります。法律140/2014は暴力・虐待に関する保護と刑事規定を強化しています。 法律129/2022の下で、ISSは子育て能力を支える支援やサービス情報への直接案内を、社会調査、児童保護、裁判所による監督と区別しています。最低所得の条件を満たす低所得世帯については、Giudice Tutelareが命じた専門家費用を国が負担できます。家族・出生に関する追加改革案は、2026年9月12日時点で第2読会を待っており、現行法として扱ってはなりません。 Nido d’Infanziaは生後約3か月から3歳までの子どもを受け入れます。Scuola dell’Infanziaは3歳から始まり、授業料は無料です。孤児、見捨てられた子ども、障害のある子ども、家族の支援を得られないひとり親、深刻な経済・心理・社会的問題に直面している家族には、保育施設の優先利用が認められる場合があります。現在の料金と待機期間については、情報が十分に確認されていません。 家族に関する就労上の権利には、親1人につき有給の妊婦健診時間12時間、子どもの医療のための年間無給休暇5時間、子どもが18歳になるまでの学校面談のための年間有給休暇5時間があります。6歳未満の子どもが病気の場合、従業員は病気の全期間について無給休暇を取得できます。6~14歳の子どもの場合は年間10労働日で、子どもが複数いると15日まで増えることがあります。介護者休暇は契約上の週労働時間の最大5分の4を月ごとに取得でき、CASIの証明があれば手取り額の100%が支給されます。場合によっては両親が均等に分割できます。重い病気の子どものための特別休暇は最長2年間で、世帯の年間平均所得が€20,000以下の場合にのみ有給です。それ以外の場合も、無給での雇用保護が継続することがあります。重大な家族事情がある場合は、分割可能な最長2年間の無給休暇が認められることがあります。条件の範囲内で、年次有給休暇の共同利用、子どもが3歳になるまでのパートタイム勤務、養子縁組または里親委託後3年間のパートタイム勤務も可能です。雇用主は、14歳未満の子ども、または介護が必要な人を世話する従業員からの合理的な柔軟勤務の申請を検討しなければなりません。 高齢者介護は、UOC Assistenza Residenziale AnzianiとISSの在宅ケアサービスが担います。施設の利用開始年齢は通常65歳で、市民権または2年以上の居住、有効なISSコード、290を超えるBINA評価が必要です。申請はUOCARAに提出でき、高齢者本人、tutor、amministratore di sostegnoが行えます。配偶者とすべての子どもが申請書に署名します。申請は通常毎月10日までに提出し、その後、多職種による自宅・ニーズ評価が行われ、通常その月の末までに完了します。待機順位と施設の選択が入所先に影響します。在宅ケアはISSのCure PrimarieおよびAssistenza Domiciliareを通じて提供されます。確認した資料では、現在の自己負担額を信頼できる形で特定できませんでした。 Ufficio di Stato Civileは死亡届を登録し、遺体取扱いに関する警察業務と墓地を管理します。相続に関する家族上の問題には、子どもと配偶者の法定権利、別居中または離婚後の配偶者の権利が含まれます。相続の詳細は主に民法に関わり、家族の文脈では死亡後の権利と責任の移行が問題となります。
サンマリノの家族
サンマリノの家族生活には、婚姻、民事上のパートナー関係、同居、親になること、養子縁組、介護、別居、家族支援が含まれます。民事婚と、民事上の効力を持つ宗教婚が認められ、同性または異性の成人2人は民事上のパートナー関係を結べます。主な役割は、Ufficio di Stato Civile、裁判所、Segreteria di Stato、Istituto per la Sicurezza Sociale(ISS)、社会福祉サービスに分かれています。
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