ガンビアの食料供給は確立されていますが、家庭、農場、市場、屋台、レストラン、ホテルに分散しています。農業・畜産・食料安全保障省は、2019~2026年のガンビア国家農業投資計画IIを通じ、食用作物、野菜、畜産、漁業、養殖、バリューチェーンを支援しています。国内生産は国全体の食料需要のおよそ半分を供給し、残りのおよそ半分は輸入です。米は最もよく食べられる穀物であり、輸入への依存、為替レート、輸送費は入手状況や家計に影響することがあります。魚は動物性たんぱく質の重要な供給源です。落花生、雑穀、トウモロコシ、ソルガム、オクラも広く使われます。 代表的な料理には、落花生のシチュー、ドモダ(Domoda);ジョロフライスとも呼ばれる米料理、ベナチン(Benachin);通常、漬け込んだ鶏肉または魚で作るヤッサ(Yassa);オクラのシチュー、スーパーカンジャ(Superkanja);甘い米粥、チュラ・ゲルテ(Chura-Gerté)があります。飲み物やジュースには、ビサップ、ウォンジョ、バオバブ、ディタク、カバなどが使われることがあります。多くの家庭では1日3食をとります。朝食は屋台で買うことが多く、共同の器から食べ物を分け合う習慣も文化的に重要です。米は約99%の世帯、パンは97%、植物油は91.4%の世帯で食べられています。 報告された平均エネルギー供給量は、1人1日当たり約2,135キロカロリーで、エネルギーの約61%を炭水化物が占めます。保健省の2023年食品ベース食事指針と国家栄養庁は、多様で安全かつ地域で入手可能な食品、食品の栄養強化、衛生を推進しています。食事の多様性は依然として低い水準です。生後6~23か月の子どもの最低許容食事率は14%と報告され、同年齢層の子どもの約86~96%が穀類を食べていました。母乳育児は広く行われていますが、2019年の完全母乳育児率は54%と報告されました。これらは集団の栄養状況を示す数字で、個人向けの医療助言に代わるものではありません。 公立校の給食は、基礎・中等教育省の学校給食課が世界食糧計画と連携して調整しています。脆弱な地域・地区の対象となる公立就学前・初等学校では、2~13歳の子どもに、週5日、午前中の温かい食事を提供します。目標は1日当たりのエネルギーと微量栄養素の必要量の少なくとも40%です。児童数200人未満の学校は、現金給付方式で地域から食材を購入できる場合があります。2022年時点では、学校給食の全国公式栄養基準は確認されていませんでした。学校菜園、養鶏、養魚池が給食を補うことがあります。 食料へのアクセスは地域によって異なります。都市部と沿岸の観光回廊では、地方内陸部よりレストランやホテルを利用しやすい傾向があります。内陸部の家庭は、地元の生産、市場、季節ごとの供給により多くを頼ります。引用された2021年の状況資料では、食料不安は中央河川州で最も高く24.1~29.8%、次いで下流河川州と西海岸州がそれぞれ15.8%でした。これらの数値から現在のメニューや価格を把握することはできません。価格と量は場所、季節、販売者によって異なります。端境期は通常4~6か月続き、雨季と重なることがよくあります。ガンビア統計局の食料・非アルコール飲料指数は、2020年1月を100とした場合、2026年7月に206.23となりました。2025年の端境期には約244,000人が深刻な食料不安に直面したと報告され、2025年10月の地元産米の価格は前年同期より約10%高くなりました。 食品安全・品質庁(Food Safety and Quality Authority、FSQA)は、国内、輸入、輸出の食品、水、飲料、飼料に関する国の管轄機関です。2011年食品安全・品質法は2013年から施行されています。食品事業者は同庁への登録と営業許可が必要で、登録は2026年も受け付けられていました。ガンビア標準局は規格を定めています。2020年食品栄養強化規則は小麦粉、食用油脂、塩を対象とします。落花生と落花生製品には2023年制定の規則が適用されます。輸入コンテナの現行検査料はD1,500です。ほかの料金や義務は具体的な活動ごとに確認してください。屋台料理、ファストフード、生鮮品、補完食では、衛生や汚染のリスクに特に注意してください。 降雨の変動、気候変動、塩害、海面上昇の圧力、収穫後の損失、弱い販売網やコールドチェーンのインフラは、食料安全保障に影響します。現在の政策は、強靱なバリューチェーン、持続可能な漁業と養殖、天然資源の管理、一部輸入品の国産品への代替を重視しています。ヤシ酒づくりは、2024~2026年のユネスコ保護活動の対象となる食と飲み物の慣習です。一方、森林減少、野焼き、安価な輸入酒は、関連する持続可能性の課題となっています。実際に食べるものを選ぶ際は料理だけでなく、入手可能性、安全な調理、季節価格、保存方法、産地も考慮してください。
ガンビアの食文化と食料
ガンビアの食生活は、国内産の穀物、落花生、魚、野菜と輸入食料品が組み合わさっています。米は最もよく食べられる穀物で、ドモダ、ベナチン、ヤッサ、スーパーカンジャなどの料理に使われます。市場、屋台、レストラン、ホテルでも食事を購入できます。輸入、輸送費、収穫、雨季の端境期によって、食品の入手しやすさや価格は変わります。
ヒント
ガンビアでは、一つの主食や供給元に頼りすぎず、その時点の入手状況、価格、季節、安全な調理方法に合わせて食事を計画してください。米は多くの家庭で実用的ですが、手頃で安全に入手できるなら、地元の穀物、野菜、落花生、魚を加えることで食事の多様性を高め、輸入や輸送費の変動の影響を抑えられる場合があります。

