Code du Travail(労働法典)は、契約をどこで締結したか、当事者がどこに住んでいるかを問わず、カメルーンで行われる従属的労働に適用されます。労働社会保障省(MINTSS)は政策を定め、同法典と労働協約を監督し、労働組合と使用者の対話を支援します。地方のInspection du Travail et de la Prévoyance Sociale(労働・社会保障監督局)は職場を検査し、関係する登録簿を保管し、現場で介入して調停を行います。職業紹介は制度上MINTSSの所管です。労働者は公的サービスまたは認可を受けた民間団体・労働組合を通じて無料で利用できます。 雇用契約は原則として特別な方式を要せず締結できます。ただし、期間が3か月を超える有期契約、または転居を伴う有期契約は書面で作成し、労働監督局に写しを提出しなければなりません。有期契約は最長2年で、更新は1回までです。期間途中の終了は、重大な非違行為、不可抗力、または両当事者の書面合意に限られます。書面による試用期間は、延長分を含めて通常最長6か月、幹部職は最長8か月です。試用期間中は予告期間も補償も必要ありません。徒弟契約は書面がなければ無効です。外国人労働者は就労開始前に必要な大臣の査証を得なければなりません。定められた規則では、2か月以内に決定がなければ承認されたものとみなされます。下請業者が支払不能となった場合、一定のケースで元請業者に対する賃金の直接請求が可能です。 使用者は懲戒処分として金銭的な罰金を科せません。賃金に影響する懲戒処分として認められているのは停職のみで、最長8労働日です。理由を書面で示し、48時間以内に労働監督局へ通知する必要があります。就業規則には業務編成、規律、安全、衛生を定められますが、事前に従業員代表と労働監督局の審査を受けます。 賃金は法定通貨で、支払間隔を1か月以内として支払います。月給は月末から8日以内に支払い、使用者は給与明細を交付し、契約終了時には未払額を精算しなければなりません。賃金債権は多くの他の債権に優先します。提供された調査資料によれば、2023年のSMIG(最低保障賃金)政令は、労働法典の適用を受ける国家職員に41,875 CFAフラン、農業および類似活動に45,000 CFAフラン、その他の部門に60,000 CFAフランを掲げていました。政令2024/0168は2023年政令など抵触する規則を廃止し、労働法典の適用を受ける国家職員に限って43,969 CFAフランを定めています。現行の民間部門のSMIGは入手可能な一次資料からは確定できないため、旧数値に頼らず、該当部門と個別の現行状況を確認してください。 農業以外の労働時間は週40時間までです。農業労働は年2,400時間までで、通常は週48時間を超えられません。夜間労働は22時から翌6時までです。週休は少なくとも24時間で、通常は日曜日に取ります。時間外労働には該当する許可または合意が必要で、施行規則に定める割増賃金が支払われます。勤続1年後は、年次休暇が月1.5労働日ずつ付与されます。18歳未満の労働者には月2.5日ずつ付与されます。家族行事に伴う休暇は年10日まで取得でき、勤続5年ごとに休暇日数が2日加算されます。6歳未満の子ども1人ごとに、母性に関する追加措置があります。未取得の年次休暇は契約終了時に金銭で精算します。事業上の理由で使用者が労働者を転居させる場合、交通手配の対象に配偶者と未成年の子どもが含まれることがあります。 妊娠は解雇から保護されます。産前産後休暇は14週間で、通常は出産予定日の4週間前に始まります。医師が証明した病気の場合は6週間追加されます。CNPSの産休給付は実際に受け取っていた賃金と同額です。授乳中の労働者は15か月間、1労働日あたり最長1時間の休憩を取れる場合があります。大臣が例外を認めない限り、見習いとして雇用する場合も含め、14歳未満の子どもの雇用は禁止されています。18歳未満の労働者は危険な作業に従事できず、船上での労働にも制限があります。使用者は労働安全衛生対策、保健サービス、飲料水を提供しなければならず、職場での飲酒は禁止されています。労働監督官または産業医は、緊急の保護措置を命じることができます。 CNPSはCaisse Nationale de Prévoyance Sociale(カメルーン国立社会保障基金)、すなわちカメルーンの社会保険機関です。使用者と労働者は加入・登録しなければなりません。使用者は保険料を計算して労働者負担分を控除し、合計額を納付します。通常は電子申告により、保険料の対象月の翌月15日以内に納付します。CNPSは家族給付、老齢・障害・遺族年金、労働災害等の職業上のリスクを対象としますが、現時点では一般的な疾病給付や失業給付は提供していません。職場で事故または職業病が発生した場合、使用者は3労働日以内にCNPSへ届け出なければなりません。使用者が届け出ない場合、被災労働者または受給資格のある遺族等は3年以内に届け出ることができます。 労働者と使用者は事前許可なく労働組合や使用者団体を設立・加入でき、加入は任意です。反組合的な差別は無効です。労働協約や事業所協定で雇用条件や賃金条件を定めることができます。常時20人以上を雇用する事業所では、選挙で選ばれる従業員代表(délégués du personnel)が必要です。任期は2年です。投票資格は18歳以上かつ勤続6か月、立候補資格は20歳以上で英語またはフランス語を使え、連続勤続12か月以上であることです。代表業務には月15時間まで賃金が支払われます。代表者には解雇保護があり、職位の廃止を理由とする経済的解雇には労働監督局の承認が必要です。 無期契約を終了するには、理由を示した書面と予告期間が必要です。予告期間は単一の期間として法典に定められているのではなく、勤続年数と職種区分に応じた省令で定まります。予告期間中、労働者は次の仕事を探すため、週1日の有給休暇を受けます。重大な非違行為を理由とする即時解雇も、裁判所の審査対象です。勤続2年以上の労働者が解雇された場合、重大な非違行為が認定されない限り、通常は解雇手当が発生します。不当解雇は損害賠償につながることがあります。経済的解雇では従業員代表と労働監督局への協議、最長30日の暦日をかけた代替策の交渉、能力・勤続年数・家族上の責任に基づく選定が必要です。対象となった労働者には2年間の再雇用優先権があり、終了時に就労証明書を受け取る必要があります。 個別の雇用紛争は、まず管轄する労働監督局で調停します。和解調書は司法承認後に執行可能となります。調停が不成立の場合、労働者は原則として勤務地、または認められる場合は居住地を管轄する労働裁判所に申し立てることができます。第一審と控訴審の裁判手数料は無料で、通常、調停不成立を確認する報告書を請求に添付します。集団紛争は速やかに労働監督局へ届け出て調停し、不成立の場合は8暦日以内に仲裁へ付されます。これらの手続を尽くしても解決しなかった場合に限り、ストライキまたはロックアウトが正当なものとなります。国家労働諮問委員会は労働問題を助言し、国家労働安全衛生委員会は職業上の安全衛生を扱います。
カメルーンの労働法
カメルーンの労働法は、使用者の指揮・監督下で行われる有償労働を規律し、雇用契約、賃金、労働時間、保護、代表、紛争、雇用終了を扱います。中心となる法令は1992年8月14日の法律第92/007号(Code du Travail/労働法典)で、政令、省令、労働協約および事業所協定がこれを補います。労働社会保障省と各地の労働監督局が制度を監督し、社会保険はCNPSが担います。公務員法上の職、軍、司法、治安、刑務所の各業務には別の制度が適用されますが、労働法典の適用を受ける国家職員はこの枠組みに含まれます。
ヒント
雇用関係、賃金記録、労働時間、社会保険の登録を一つの証拠ファイルとして管理してください。一般則に頼る前に適用制度を確認し、とくに国家職員、民間部門の最低賃金、有期契約、外国人労働者の査証、雇用終了に注意してください。書面記録を保管し、使用者が記録に残る問題を是正しない場合は、早めに労働監督局を利用してください。

