アイスランドの高等教育機関には、アイスランド大学、アークレイリ大学、ビフロスト大学、レイキャビク大学、ホラル大学、アイスランド農業大学、アイスランド芸術大学があります。国立が4校、私立の非営利機関が3校です。文化・イノベーション・高等教育省は認定と全国的な質保証枠組みを担当し、各機関は独自の課程要件と学則を定めます。 通常の入学資格はstúdentspróf(アイスランドの後期中等教育修了試験)または同等資格です。大学によっては、特定科目の準備、入学試験、学力試験、定員制を設けています。stúdentsprófがない人も、認定された準備課程aðfararnámを通じて資格を得られる場合があります。外国の資格を持つ申請者は、機関または関係する国別手続きによる証明書、公式成績証明書、必要に応じた認証翻訳の審査を見込んでください。 申請者は課程を選び、機関に直接出願します。出願時期、必要書類、言語要件、入学定員は課程ごとに異なります。Island.isの大学教育検索ポータルで課程を探せます。アイスランド大学では通常、学士課程1つと修士課程最大2つに出願できます。医学、歯学、理学療法など一部の課程では選考や入学試験があります。授業の主な言語はアイスランド語ですが、特に修士課程では英語で行われるものもあります。 全日制の標準的な学習量は年間60 ECTS、または学期ごとに30 ECTSです。ECTSは学習負荷を測る欧州単位互換制度です。学士課程は通常180~240 ECTSで、3~4年かかります。修士課程は一般に学士号取得後2年間で、相当量の論文または研究プロジェクトを含みます。博士課程はアイスランド大学、レイキャビク大学、アイスランド農業大学で提供され、農業大学の課程はアイスランド大学と連携します。アイスランド大学の博士課程は通常3~6年で、一般に修士号が必要です。 費用は機関と課程によって異なります。アイスランド大学の年間登録料は100,000 ISK、春学期の登録料は75,000 ISKです。同大学は、2026年秋に入学する学生には授業料を課さないと発表しています。アイスランド政府は2027年秋からEEA、EFTA、スイス以外の学生への授業料を認めていますが、入手可能な情報では金額は未定でした。アイスランド大学の博士課程学生と永住権保持者は、その認可の対象外です。 Menntasjóður námsmanna(通常MSNMと呼ばれる学生ローン基金)は、学位取得につながる認定高等教育課程に融資できます。適用される融資規則に従い、月々の支給額は生活費、住居費、子ども関連費用、授業料を賄う場合があり、金額は所得に左右されます。奨学金や研究助成もあります。返済は通常、修了から1年後に始まり、月払いです。特に困難な事情では延期や例外が認められる場合があります。 学生は登録、学業進捗、試験、再登録に関する機関の規則に従います。学生寮の有無は機関と地域によります。学生は通常、学生自治会や権利相談窓口に相談・支援を求められます。苦情は一般に、機関内の再審査から学生苦情審査委員会へ進み、該当する場合は不服審査委員会に進みます。成績に不満があるだけで、成績が自動的に再審査されるわけではありません。 学生滞在許可には通常、無条件の入学許可と、学期あたり30 ECTS相当の全日制課程が必要です。申請者は月259,951 ISKの確実な生活費と、少なくとも2,000,000 ISKを補償する健康保険を示さなければなりません。合法的な住所登録から3か月後、国の健康保険制度に加入します。2026年以降、有効な学生許可保持者は別個の就労許可なしで、学期中はフルタイムの最大60%、学期間はフルタイムで働けます。この制度では自営業は認められません。 卒業生は学位とディプロマ・サプリメントを受け取ります。アイスランドの大学は2005年からディプロマ・サプリメントを発行しています。ENIC/NARIC Íslandは外国の高等教育資格、個別のECTS単位、マイクロクレデンシャル、中等後・非高等教育を評価できます。学術評価は無料で助言的なもので、数週間かかる場合があり、専門職免許の代わりにはなりません。規制対象の職業には、担当機関による別途の資格承認または認可が必要です。
アイスランドの高等教育
アイスランドの高等教育は大学と同等の高等教育機関で行われ、学士、修士、博士の学位取得につながります。こうした機関は7校あり、キャンパスでの授業のほか、複数の機関が遠隔学習も提供しています。入学、使用言語、費用、学習条件は機関と課程によって異なります。
ヒント
教育機関の名称だけで選ばず、自分の資格、語学力、予算、取得したい資格に合う課程を選びましょう。出願前に入学要件、費用、学習量、資金援助を確認し、外国の書類審査や滞在許可に必要な時間も確保してください。将来の授業料変更と職業資格承認が進路に影響する場合は、計画に織り込みましょう。

