保健医療省は全国基準を定め、財政と事業を支援し、保健サービスを調整します。州保健サービスは中央、チョイスル、ガダルカナル、イサベル、マキラ・ウラワ、マライタ、レンネル・ベローナ、テモツ、西部の各州で活動します。ホニアラ市議会はホニアラの都市プライマリ・ヘルスケアを提供します。政府、教会、民間、非政府組織が医療制度を支えていますが、人員、設備、診療時間、治療能力は異なります。国の計画文書には約353の医療施設が記録されています。 地域の紹介経路は、看護補助員診療所から農村診療所、地域保健センター、州立・総合病院へと進むことがあります。地域保健センターは、急性疾患、出産、精神科の緊急事態を安定化し、上位医療が必要な場合に搬送を手配できます。都市保健センターはホニアラや州都でプライマリケアを担い、ホニアラでは通常、国立紹介病院への紹介前の窓口となります。ホニアラの国立紹介病院は高度・一般・専門医療を提供し、一部の海外医療搬送を調整します。救急部門では初期安定化と外傷治療を行います。可能な場合、専門医の巡回診療が州のサービスを補います。 地域の予防サービスには、HPVワクチンを含む定期予防接種、マラリア予防・検査・治療、結核・ハンセン病対策、性感染症・HIVサービス、糖尿病・高血圧の検査、母子・生殖保健、家族計画、妊婦健診、出産計画、乳幼児保健、乳児栄養、急性栄養不良の治療、眼科・歯科、水と衛生の啓発、地域保健活動があります。離島では巡回診療所やアウトリーチが特に重要です。マラリアは国の重点課題で、WHO『世界マラリア報告2024』による2023年の国内感染例は123,476件でした。糖尿病や高血圧などの非感染性疾患も、検査とフォローアップ事業を通じて重視されつつあります。 医療施設は外来・入院、基本的な救急・外傷治療、検査室業務、医薬品の調剤と相談、産科、能力に応じた手術・麻酔、一部施設でのX線や超音波などの画像診断を提供します。マラリア、デング熱、結核、性感染症、HIVなどの基本的な診断と治療はありますが、提供状況は施設によって異なります。精神保健サービスには、よくみられる障害への初期対応、国立紹介病院での急性期精神科治療、統合的で利用しやすい地域基盤のサービスを目指す政策が含まれます。退院後は慢性疾患、喘息、慢性肺疾患、術後・外傷リハビリ、理学療法、栄養指導、栄養支援、地域リハビリのフォローアップが行われることがあります。障害のある人の包摂は、保健制度の目標として掲げられています。 2023年版国家必須医薬品リストは、必須医薬品制度のもと施設が管理すべき薬を定めます。国家医薬品供給機関が中央供給を担い、州の第二次医薬品倉庫が配送を支援します。2026年6月21日付の保健医療省の状況報告では必須医薬品の入手可能率は83.5%でした。一方、検査試薬は深刻に不足し、補充が手配されていました。最終配送は依然大きな障壁です。国の指針に掲載された薬が、特定の施設に特定の日にあるとは限りません。 ユニバーサル・ヘルス・カバレッジは、居住地にかかわらず、予防、治療、リハビリ、健康増進を公平に提供する政策原則です。利用可能な証拠から、ソロモン諸島全域で無料診療を受ける個人の現行権利は確認できません。信頼できる全国共通の現行料金表もありません。道路、船、航空機での交通、宿泊、待ち時間、紹介の遅れは、特に遠隔の島々で大きな負担になり得ます。施設マップでは通常、平日8:30~16:30を診療時間として掲載し、緊急時の対応を除いて週末と祝日は休業としています。施設の休止や中断もあり得るため、現地確認が妥当です。 緊急連絡先は利用前に現地で確認してください。保健医療省の2021年・2022年の緊急報告には、セント・ジョン救急車の番号111、911、7136000、国立紹介病院の緊急運用センターの番号21068が掲載されています。ジェンダーに基づく暴力やレイプの支援には、地域の能力に応じて緊急避妊、HIV曝露後予防、性感染症治療、カウンセリング、検査、紹介が含まれる場合があります。疾病監視・届出の義務は保健制度改革計画に記載されていますが、対象となる疾病と規則を確認せず、個人に一律に適用される現行義務とみなすべきではありません。 保健指標は情報源と対象年が異なります。WHOの指標では、健康寿命は2021年に57.4歳、妊産婦死亡比は2023年に出生10万件当たり122.6人、5歳未満児死亡率は2022年に出生1,000件当たり21.23人でした。UNICEFは2024年の5歳未満児死亡率を出生1,000件当たり20.0人と報告し、ジフテリア・破傷風・百日咳ワクチン第3回接種率87%、麻疹第2回接種率66%、小児発育阻害率30%を示しました。これらは人口全体の状況を示すもので、個別施設の受け入れ能力や受診結果を予測するものではありません。
ソロモン諸島における医療と健康
ソロモン諸島の医療は、保健医療省と州保健サービスによる全国調整のもと、公的機関、教会、民間、非政府組織のサービスで成り立っています。通常は近隣の農村診療所、地域保健センター、都市保健センターなどが最初の窓口となり、臨床上の必要に応じて州立・総合病院、必要な場合はホニアラの国立紹介病院へ紹介されます。予防、診断、治療、母子保健、医薬品、精神保健、リハビリを扱いますが、利用しやすさは島の位置、交通、人員、設備、薬の供給によって異なります。全国一律の無料診療制度や現行料金表は確認されておらず、交通、宿泊、待ち時間、紹介にかかる時間が大きな負担になる場合があります。
ヒント
緊急度、施設の対応能力、移動時間、現時点の利用状況に基づいて医療機関を選び、近隣施設がすべての診療に対応できるとは考えないでください。緊急でない移動の前には、診療時間、紹介方法、薬の在庫を確認してください。特に船や航空機で移動する場合は重要です。全国的な保険適用があっても、緊急連絡先、料金、薬の入手を現地で確認してください。

