中央アフリカ共和国の住宅市場は部分的にしか正式化されていない。多くの世帯は自分で住宅を建てるか、民間の合意、共同体の慣行、慣習上の権利に基づいて住居を利用する。よく使われる語には、住宅(logement)、住環境(habitat)、住居(habitation)がある。土地の区画はterrainまたはparcelleと呼ばれることがある。バンギとベルベラティにはより正式な民間構造があるが、利用可能性、公共サービス、利用権は一様でない。調査資料では、全国統合賃貸登録制度、標準賃貸契約、中央住宅配分窓口は確認されていない。 賃貸では入居前に、貸主の権限、正確な利用範囲、支払い、保証金の有無、領収書、契約終了、退去、立ち退きの規則を書面または検証可能な形で記録する。全国一律の賃貸法、標準化された予告期間・保証金期間は十分確認できない。特に紛争時には、明確な記録と現地助言が証拠の強化に役立つ。 購入・建築計画では、単なる占有の主張だけでは不十分である。権利証書、権利の移転履歴、慣習上の請求、境界、地籍または土地登記・保全局(Conservation foncière)への登録、係争中の紛争を調べる。土地権原証書(titre foncier)は、非公式または慣習のみの書類より一般に強い保護を与える。法律は利用権(droits d’usage)と使用・収益権(droits de jouissance)も認めるが、正式な所有権証書と同一ではない。暫定コンセッション(concession provisoire)では、土地の開発・利用(mise en valeur)は都市部で最長2年、農村部で最長5年となり得る。その後、完全所有権への譲渡(cession en pleine propriété)が可能になる場合がある。具体的な実施は土地と担当当局による。 正式な土地登記は費用と時間がかかる。2019年の参考資料は5段階の手続、約75日、資産価値の約11%の費用を挙げるが、現行手数料・処理時間は確認されていない。バンギの過去の参考価格には、PK18のACPHで1平方メートル約1,750 FCFA、市場で約2,000~3,500 FCFA、優良地域では約50,000 FCFAまでが記載される。これは現行価格の約束ではない。中央アフリカ住宅振興庁(Agence Centrafricaine pour la Promotion de l’Habitat、略称ACPH)は主に区画分譲・開発に関係する。担当省庁、自治体、地籍・土地登記所、慣習当局、銀行、マイクロファイナンス機関も役割を持つ場合がある。 正式な住宅事業の資金調達は、確実な権原と確認可能な収入が障壁となるため難しい。非公式所得では住宅ローンを得にくい。特にバンギにはマイクロファイナンス商品があるが、住宅向け商品は限られる。2019年調査にはCMCA住宅商品が記録されるが、現行条件は提供者に直接確認する必要がある。正式開発業者は自力建築ほど多くない。SICA、SNHなど過去の制度やACPH事業が現在も利用できると確認なしに考えてはならない。社会住宅(logement social)は国、自治体、協同組合、自力建築支援を通じて提供され得るが、現行の資格条件と全国一律配分制度は十分確認されていない。 場所の使いやすさは公共サービスにも左右される。電力網は特にバンギ外で弱く、バンギでも歴史的に全域で安定供給されていない。水道、衛生、電力、道路アクセス、それらの利用費用を個々の土地について別々に確認する。洪水、浸食、不安定な斜面は住宅の価値、安全、修理費を大きく左右する。紛争と避難は損失、立ち退き、サービス中断のリスクをさらに高める。 国内避難民、帰還者、難民、庇護申請者には、受入れ世帯での滞在、緊急シェルター、半恒久シェルター、帰還者向け住宅建設、地域の自助などが機能的な代替策となる。これらは人道支援・事業ベースであり、賃貸住宅や社会住宅への一般的権利ではない。アクセス、場所、資金、土地権原、公共サービス接続は、身分、事業、参加団体の選定に左右される。UNHCRとパートナーは2024年に、国内避難民2,527人、難民・庇護申請者20,385人、帰還者18,138人への支援、コルシの半恒久シェルター220棟、バオロの300平方メートル区画付き住宅103戸、ブリアの帰還世帯35世帯への建設支払いなどを報告した。これらは個別事業の数値であり、全国住宅供給を示すものではない。 所有権移転、相続、引渡しでは登録と書類が決定的である。民間住宅に適用される現行の一律手続は十分確認されていない。契約終了時には合意退去や裁判執行が関係する場合がある。予告期間、保証金返金、借主保護の全国一律手続は直接確認されておらず、無断立ち退きには法的・実務的リスクがある。国による収用については、法律第96.018号(Loi n°96.018)が、法律に基づく公共措置と公正かつ事前の補償を定める。金額、手続、慣習・非公式利用者の扱いは個別事業ごとに検討する必要がある。
中央アフリカ共和国における住宅
中央アフリカ共和国の住宅は、自力建築、民間賃貸、共同体・慣習的な利用形態を通じて確保されることが多い。バンギとベルベラティにはより正式な選択肢がある一方、土地、インフラ、確実な利用権へのアクセスは地域差が大きい。入居・建築前に契約、占有・所有書類、敷地境界、公共サービス、紛争の有無を確認する。
ヒント
住居が必要になる時期、利用権の確実性、公共サービス、資金をどこまで確認できたかに応じて、賃貸、自力建築、購入を選ぶ。権利の連鎖、境界、提供者の権限、係争を調査するまで土地・住宅に支払わない。避難・帰還の場合は、一般的権利ではなく個別に確認できた支援だけを見込む。

